2022年7月29日、韓国・ニュース1は「尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領の支持率が就任から3カ月足らずで20％台に落ち込んだ」と伝えた。

世論調査会社・韓国ギャラップによると、26～28日に全国の満18歳以上の男女1000人を対象に行った尹大統領の職務遂行評価調査は、肯定的な評価が28％、否定的な評価が62％との結果になった。肯定的評価は前週より4ポイント下落し、否定的評価は2ポイント上昇した。記事は「就任日（5月10日）から計算すると3カ月足らずでの30％台崩壊だ」「1987年の直接選挙制度導入以後の歴代大統領と比較すると極めて速い」としている。

尹大統領の支持率急落は、中核支持層である「保守層」の離脱を証明するもので、間違いなく「危険信号」だとの分析も出ているという。いわゆる「お友達人事」や、与党・国民の力の権性東（クォン・ソンドン）院内代表とやり取りしたメッセージの内容が流出し李俊錫（イ・ジュンソク）前代表の懲戒処分が尹大統領の意向であったことが分かったことで、尹大統領に対する信頼が失われたためと分析されている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「大統領のレベルが、選んだ国民のレベルだ。投票した人たちは反省すべき」「28％の人は目や耳がないのか？」「結論：無能な大統領、無能な与党」「歴代最悪の大統領だ」「前代未聞の記録。長く歴史に残るのか…」「それでも本人はよくやっていると主張している」など、大統領批判の声が殺到している。

一方で、「前任者の後始末を全て終えるまでにはかなりの時間がかかると思う。大統領、頑張ってください」など支持者のコメントも見られた。（翻訳・編集/麻江）