今月初めに脱税のニュースが報じられた中国の女優ユエン・ビンイエン（袁冰妍）について、現在はどこで何をしているのか世間の関心が集まっている。

2020年のドラマ「琉璃～めぐり逢う2人、封じられた愛～」で人気上昇したユエン・ビンイエンについて今月4日、代表を務める会社の所得税の未納および、97万8000元（約2000万円）の罰金が科せられたことが明らかになった。イメージモデルに起用する企業の広告から一瞬で姿を消し、その後は中国当局による「不行跡タレント」のリスト入りは報じられていないものの、すでに封殺状態となっている。

新作ドラマ「狐妖小紅娘：月紅篇」（縁結びの妖狐ちゃん）のメインキャストの1人として、先月末から大型撮影基地・横店影視城に入っていたユエン・ビンイエンだが、脱税の発覚後、すでに出演者のリストから名前が消えている。中国メディアによるとユエン・ビンイエンは現在も横店に滞在中で、正式な降板発表を待ちつつ、出演にわずかな望みを抱いているのではないかとしている。なお、すでに「狐妖小紅娘」の撮影チームからは外れ、自費で滞在中とも報じられている。

ユエン・ビンイエンの代役については、最初にジュー・シューダン（祝緒丹）、続いてグオ・シャオティン（郭曉婷）の名前が報じられたが、現在のところ公式発表はされていない。なお、ネットではユエン・ビンイエンについて、「恐らく納税の詳細まで関知していなかったのだろうが、企業の代表なら自主的に調べておくべきだった」「特にここ数年は複数の芸能人が脱税で封殺されてきたのに、どうして学ばないのだろう」「狐妖小紅娘の制作側から損害賠償を請求されないだけまだマシだ。速やかに横店を出るべき」など、今回の不祥事を自業自得とするコメントが多く見られる。(Mathilda)