Record China 2022年7月14日(木) 19時0分
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英BBCの中国語版サイトは13日、「安倍晋三元首相はなぜ台湾で慕われているのか」との記事を掲載した。
記事は冒頭、安倍元首相が殺害された事件は世界を震撼させたと述べ、「日本と親しい台湾社会の反応はより強烈だった」と指摘。蔡英文総統が政府機関と公立学校で半旗を掲げると表明したことに言及した他、各地で追悼が行われたとし、頼清徳副総統の日本訪問については「11日、私人の身分で東京に入り、安倍氏の自宅を訪れた」と説明した上で、1972年の日台の断交以降、最高レベルとなる高官の訪日が各方面の注目を集めたことを伝えた。
そして安倍元首相が台湾で高い人気を得た主な原因は首相だった当時、台湾に対する友好的なメッセージをたびたび発したからだとの分析を紹介。「退任後には『台湾有事は日本有事』と提起し、台湾社会の反響を呼んだ」とも述べ、専門家が「日本の政治家に『抗中』を掲げる人は多いが、『親台』を主張する政治家は相対的に少ない。だが安倍氏は特別で、日本の政界でどちらも主張した人物だ」と語ったことを伝えた。
記事はまた、安倍元首相が在任中に掲げた「自由で開かれたインド太平洋」の枠組みの下、台湾は次第に日米のこの地域での戦略的パートナーになっていったとし、「日本との関係はより緊密になり、世論は安倍氏が主な策動者だと受け止めている。退任後、安倍氏の台湾関連の発言はますますストレートになった」と指摘した。
さらに、2011年の東日本大震災で日本が台湾から受けた支援に言及し、「(再び首相となった)12年以降、安倍氏は日本のリーダーとして台湾社会の協力に何度も感謝した」と紹介。「戦後、台湾に最も友好的な首相で、強い影響力も備えていた」との評価があることを伝えた。
記事によると、日本台湾交流協会の台北事務所を友人と献花に訪れた男性は「台湾に誠意をもって関心を寄せてくれた大国の指導者に報いるためだ」と話したという。(翻訳・編集/野谷)
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