香港出身の歌手でタレントのアグネス・チャンが12日、香港・尖沙咀で行われた会見に出席し、家族ぐるみの付き合いがあった“親友”安倍晋三元首相の死去にコメントした。

安倍氏は8日、奈良県奈良市での街頭演説中に銃撃され、67歳で死去した。

香港メディアの香港01によると、アグネス・チャンは「事件当日にニュースを聞いて本当に驚きました。彼が政治家になる前から知り合っていましたし、私の夫の学生時代の同級生でしたので、付き合いの長い友人です」「結婚の時のことを思い出しました。彼は香港に来て、介添え人をしてくれたんです。私の長男が結婚した時にも、彼は来てくれました」と語った。

また、「普段は静かな日本で、まさかこんなことが起こるとは本当に思っていませんでした。（旦那さんのお気持ちは？）夫と電話をしましたが、彼もとても落ち込んでいました。私自身も友人がこのように亡くなったことを受け止め切れていません。（旦那さんは葬式に出席される？）すると思いますが、たぶん大勢の方がいらっしゃると思うので、後でお宅にうかがって手を合わせると思います」とも語ったという。

アグネス・チャンは11日に自身のブログで「香港の日本領事館で献花を受け付けると知って、献花をしてきました。メッセージも書きました。安倍さんに『友情と優しさ、ありがとう。。。。』といろいろ書きました。香港の日本大使にごあいさつする時に言葉にならなくって、泣いてしまいました。改めて、ご冥福をお祈りいたします」とつづっていた。（翻訳・編集/北田）