韓国造船業界、受注実績世界1位を奪還も「人手不足」が深刻=韓国ネット「労働環境の改善を」

Record Korea    2022年7月12日(火) 11時0分

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10日、韓国・KBSは「韓国の造船業界が4年ぶりに受注実績世界一を記録したが、人手不足で喜んでばかりもいられない状況となっている」と伝えた。写真は韓国・STXグループ。

2022年7月10日、韓国・KBSは「韓国の造船業界が4年ぶりに受注実績世界一を記録したが、人手不足で喜んでばかりもいられない状況となっている」と伝えた。

報道によると、今年上半期、韓国造船業界は世界のLNG船の70%以上を受注した。これにより、上半期の受注実績は4年ぶりに世界1位を記録した。

こうした好況の中で、造船メーカーに部品を納める協力業者は人手が足りないため、一度受けた受注の一部を返上しなければならないほどの状況に陥っているという。16年の造船業不況の時、多くの人材が他業界に移ったきり戻ってきていないためで、この7年間で造船業生産職は60%以上減少したという。賃金が上がらないのも人手不足の理由の一つだとしている。

関係者は「造船業への認識改善、正規採用など職業の安定性改善」が必要だと指摘しており、報道は「この好況を維持するには、優秀な人材が流入しやすい環境を作る必要がある」と指摘している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「造船メーカーが不景気を理由に技術者を切っていったくせに、いまさらふざけたことを言うな」「内部事情を考えもせず、安値で受注なんかするからだ。経営陣は無能だな」「世界一、70%以上を受注、それがどうした?最低価格で受注して、下請け業者に最低価格で仕事を回してたら、下請けの従業員たちはまともな賃金ももらえずにこき使われるだけ」「下請けの下請けの下請けに出してお金を中間で搾取してるから、仕事したがる人がいないだけでしょ」「この国は資源がないから人材こそ財産だと言いながら人件費を軽視してるよね」「造船所の協力業者は本当にキツい。労働に見合った環境の改善、現実的な給与を提供すべきだ」「人手がないなんてうそだ。なぜ働き手がいないと思う?。企業は労働環境や福祉を改善する必要がある」など、厳しい声が多数寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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