人力資源・社会保障部の発表によりますと、7月から12月にかけて、今年の大学新卒者で未就職の卒業生に向けた就職支援キャンペーンを実施するということです。具体的には、未就職の大学新卒者の実名登録リストを作成して就職支援を行い、特別な困難を抱えている新卒者を対象に「ピンポイント」の支援策を提供するということです。

キャンペーン期間中、未就職の大学新卒者が集中している都市では、少なくとも週に1回の就職説明会が行われ、各地の政府は新卒者を採用した企業に奨励金や補助金を支給します。北京を例にとると、企業が市内の大学の2022年新卒者を採用し、失業保険に加入した場合、1名につき1500元を基準として雇用促進補助金を一括交付するほか、社会保険料を最長3年間補助するということです。

また、各地では公共部門の着任を早め、小・中学校や幼稚園の教員採用を8月1日までに終えるようにします。さらに、「三支一扶（農村部支援策）」計画についても、今年は昨年より2000人多い3万4000人以上の大学卒業生を採用する計画で、従来の教育支援、農業支援、医療支援、農村振興支援関連の職場の他、新卒者向けに野生動植物保護員や農村建設補助員など、卒業生を草の根レベルで雇用する場を新設するということです。

公務員については、2022年は中央と地方の各部門で昨年より9000人多い合計11万6000人の新卒者を採用するということです。（提供/CRI）