中国商務部の束珏婷報道官は23日に行われた定例記者会見で、「2022年1-5月には、中国の金融分野を除く対外直接投資が前年同期比2．3％増の2870億6000万元（約5兆7412億円）になった。米ドル換算では、同3％増の446億ドルになる」と述べた。中国新聞網が伝えた。

対外直接投資のうち、卸売・小売産業への投資が同20．8％増の80億8000万ドルに上り、建設業、科学研究・技術サービスなどの分野への投資も増加傾向を示した。「一帯一路」（the Belt and Road）沿線国への投資が同10．2％増の81億9000万ドルに達して、同期の対外直接投資の18．4％を占め、割合は前年同期に比べて1．2ポイント上昇した。

1-5月の対外請負プロジェクトの完成工事高は同0．5％増の3443億4000万元、米ドル換算では同1．2％増の535億ドルとなり、新規契約額は同5．4％減の5072億元、米ドル換算では同4．7％減の788億ドルだった。「一帯一路」沿線国での対外請負プロジェクトの完成工事高は285億5000万ドルで全体の53．4％を占め、新規契約額は380億ドルで同48．2％を占めた。（提供/人民網日本語版・編集/KS）