中国の女優チャオ・リーイン（趙麗穎）主演のドラマ「幸福到万家」が、動画配信サービスでの視聴予約数が300万人に達し、新記録を樹立している。

ドラマ「明蘭～才媛の春～」をはじめ、数々の作品で知られるチャオ・リーインが主演の「幸福到万家」は、今月29日から北京衛星テレビ、東方衛星テレビ、優酷（YOUKU）でテレビ放送と配信をスタートする。優酷が公開したデータによると27日、「幸福到万家」のユーザーの視聴予約数が300万人を突破。2018年以降、優酷の配信ドラマでは最多となる新記録を樹立している。

「幸福到万家」は中国の農村を舞台に繰り広げられる女性の物語で、チャオ・リーイン演じる何幸福が結婚・仕事・愛情といった人生の試練の中で成長し、幸せを追求する姿を描く。作家・陳源斌（チェン・ユエンビン）の小説「秋菊伝奇」を映像化するもので、同じ“秋菊”のストーリーでは女優コン・リー（鞏俐）が主演したチャン・イーモウ（張芸謀）監督の映画「秋菊の物語」（1992年）がよく知られるが、全く別の物語となっている。

「幸福到万家」のメガホンを取ったのは「宮廷の諍（いさか）い女」や「ミーユエ 王朝を照らす月」など数々のヒット作で知られるジェン・シャオロン（鄭暁龍）監督。監督が手がけ、2007年にヒットしたドラマ「金婚」では当時、まだ新人女優で無名だったチャオ・リーインが出演しており、15年ぶりの顔合わせとなる。(Mathilda)