中国が半導体で韓国追撃、韓国メディア「アゴまでやってきた」と危機感

Record Korea    2022年6月27日(月) 11時0分

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27日、環球時報によると、韓国メディアが「中国企業の半導体市場シェアが初めて10%を超え、韓国に追いつこうとしている」と報じた。

2022年6月27日、中国紙・環球時報によると、韓国メディアが「中国企業の半導体市場シェアが初めて10%を超え、韓国に追いつこうとしている」と報じた。

記事によると、韓国紙・朝鮮日報は25日、市場調査機関のトレンドフォースがこのほど発表した世界の今年1〜3月期における半導体代理生産市場ランキングで、台湾のTSMCが53.6%の圧倒的なシェアで1位、韓国・サムスン電子が16.3%で2位になったと紹介した上で、中国本土勢の成長が著しいとし、5位に入った中芯国際を含む中国本土企業3社の合計シェアが10.2%と初めて10%を超えたと説明、中国勢による韓国追撃を「アゴまでやってきた」と評したことを伝えた。

朝鮮日報はまた、中国は20年に米国から強力な貿易制裁を課せられたことで半導体市場が巨大な国内需要に支えられて猛然と成長しており、昨年の半導体関連企業の売上高が過去最高となる1兆元(約20兆円)に達し、前年より18%増加したと報じている。

環球時報の記事は、今年1〜5月の中国における半導体輸入量は前年同時期に比べて10.9%減と半導体の国産化が急ピッチで進んでいること、米半導体工業会(SIA)が今年1月に出した予測によると中国企業による世界の半導体市場シェアは24年に17%に達する一方で、韓国のシェアは向こう3年間20%前後で推移し、両社の差がほぼなくなる見込みであることを伝えた。

その上で、韓国の半導体業界の専門家からは中国による脅威がますます顕在化しており、特に自動車用半導体製造や人工知能(AI)半導体設計の分野でその傾向が顕著になっているとの声が出ており、AI分野では中国が韓国の10倍の投資を行い、すでに韓国を抜いて米国と並ぶ最高設計レベルを持つ国になったとの見方が広がっていることを紹介した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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