新興EVメーカーの社内で車両転落事故、テストドライバー2人死亡―中国

Record China    2022年6月24日(金) 12時0分

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4日、和訊網は、中国の電気自動車(EV)メーカー上海蔚来汽車の車両が転落する事故が発生したと報じた。写真は事故現場。

2022年6月24日、中国メディアの和訊網は、中国の電気自動車(EV)メーカー上海蔚来汽車の車両が転落する事故が発生したと報じた。

記事は、中国のネット上で23日「蔚来の車が本社ビルで転落事故を起こした」との情報がトレンドワード入りしたと紹介。事故が起きたのは22日。蔚来の車両1台が上海の自動車イノベーションポートで転落し、テストドライバー2人が負傷し、その後死亡が確認されたとし、蔚来や現地の消防が事故について事実であることを認めたという。

記事によると、ネット上に出回っている事故現場の写真には、車両が地面に転落して横向きになり、天井部分がつぶれ、周囲には白い壁の破片とみられる物体が散乱する様子が収められており、ネットユーザーからはテストドライバーへの哀悼とともに「どうして高所でテストをやったのか」「事故から1日たっているのに、どうして蔚来は正式にコメントしないのか」との意見が寄せられているという。

蔚来は2014年設立の新興EVメーカーで、主にハイエンドなEVの設計、開発、生産、販売を手掛けている。今年1〜5月の新エネルギー車販売ランキングでは3万7800台の13位で、ライバルとされる小鵬汽車の5万3700台、理想汽車の4万7300台からは大きく水をあけられている。

記事は、ライバルに比べて販売実績が振るわないほかに、消費者からのクレームも少なくないと指摘。これまでに、高速走行中に右側後部のタイヤフレームに亀裂が入った、バッテリーレンタルサービスが約束どおり提供されていない、座席設計の欠陥、アクセル設計の非合理性、ナビゲーションモジュールの故障によるフリーズ、走行中に天窓のガラスに亀裂が入るといったさまざまな内容のクレームが寄せられていると伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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