求人情報サイトの「前程無憂」はこのほど、「大学卒業生職業選択インサイト報告2022」を発表した。同報告は進学を考慮しない状況下で、卒業生の73．3％が「機関や企業に就職を希望」と答え、40％近くが「国の機関などの仕事に憧れる」と答え、最も就きたい新興職業では「動画のエディター」、「マーダーミステリーの脚本家/Webライター」、「トレンド玩具デザイナー」が上位3位に並んだという。北京青年報が伝えた。

同報告によれば、今年の調査に回答した22年の卒業生のうち、卒業してすぐに就職する道を選択した人が多数を占めた。進学を考慮しない状況下で、73．3％が「機関や企業に就職を希望」と答え、15．3％が「フリーランス（フレキシブルワークを含む）」を選び、8．3％が「起業する」とし、3％が「就職するタイミングを遅らせる/就職を先送りする（しばらく具体的な計画なし）」と答えた。

希望の就職先の性質についてたずねると、38．3％が「安定性がより高い中央企業（中央政府直属の国有企業）/国有企業、事業機関/政府機関」と答え、36．4％が「発展の可能性がより大きい民間企業」を選び、「外資系企業/合弁会社」を選んだ人は21％にとどまった。

「00後（2000年代生まれ）」が働くようになると、職場の環境が少しずつ変化するようになった。一部の新興産業の台頭により、大学生の職業選択の幅はより広がった。

同報告によれば、数ある新職業のうち、「ビデオブロガー/エディター」、「マーダーミステリーの脚本家/Webライター」、「トレンド玩具デザイナー」は卒業生が最も就きたい3大新興職業で、希望する人の割合はそれぞれ48％、35．7％、32％と高かった。ここからわかるのは、卒業生の職業選択の考え方がより実務的に、より多様になっていることだ。職業選択の理由についてたずねると、ある「00後」の卒業生はQ＆A方式でやりとりする中で、「自分の持つ技術によって仕事の道を切り開き、ふさわしい報酬を得たい。年齢には制約されず、技術と経験は自分がキャリアアップの道でより遠くまで行けるよう支えてくれるだろう。他の仕事では代わることができない」と答えた。

初任給に対する希望をたずねると、「6000～8000元（約12万～16万円）」とした人の割合が最高で28．3％に達した。次は「4500～6000元（約9万～12万円）」で23％。「8000～1万元（約16万～20万円）」とした人は19．7％、「3000～4500元（約6万～9万円）」は13．7％にとどまった。具体的な学歴を見ると、大学院以上の卒業生は「8000元以上を希望」とした人が学部以下の卒業生を明らかに上回った。（提供/人民網日本語版・編集/KS）