中国人の宇宙旅行が実現へ、費用は1000万円から―中国紙

Record China    2014年6月15日(日) 19時37分

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11日、オランダの宇宙旅行会社「SXC」の中国独占代理店である「探索旅行」は、中国最大のネット通販サイト・タオバオの旗艦店で、個人宇宙旅行商品の販売を開始した。写真は宇宙科学技術展。

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2014年6月11日、オランダの宇宙旅行会社「SXC(Space Expedition Corporation)」の中国独占代理店である「探索旅行」は、中国最大のネット通販サイト・タオバオの旗艦店で、個人宇宙旅行商品の販売を開始した。同商品を購入した中国人観光客は、早ければ来年にも宇宙旅行を楽しむことができる。SXCのミッシェル・モルCEOは「今後3〜5年内に個人宇宙旅行が一般的な旅行商品になる」と語った。北京商報が伝えた。

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探索旅行とタオバオの旅行部門は個人宇宙旅行を中国に導入することを発表した。個人宇宙旅行に使用されるのはXCORエアロスペースが開発する弾道飛行用新型有人宇宙船「リンクス」で、乗客は専用の宇宙服を着用し、副操縦席に座る。飛行時間は全体で1時間ほど、そのうちサブオービタルである高度100kmを超える時間は5〜6分に達する。

乗客は飛行中に、青い地球の弧線、無限に広がる宇宙など、そこでしか見られない絶景を眺めることができる。タオバオの旅行部門の関係者は、「離陸中の加速による強い重力、エンジンのとどろきと振動、軌道上を飛行中の無重力状態、大気圏内に入る時の流れ星のような焼ける感覚は、一般的な旅行者が克服しなければならない試練だ。旅行者は健康状態が良好であり、専門的な訓練と身体検査を受ける必要がある」と語った。

探索旅行は今回、約60万元(約985万円)の「先鋒宇宙飛行士」、約63万元(約1035万円)の「未来の宇宙飛行士」、約139万元(約2280万円)の「優先宇宙飛行士」の3種類の宇宙旅行商品を発表した。3種類の商品は飛行高度と出発時間が異なる。これらの費用には発射センターに3日前に到着し、宇宙に行き戻ってくるための費用が含まれる。個人宇宙旅行の出発地点は米カリフォルニア州モハーヴェとカリブ海のオランダ領キュラソー島にある二つの宇宙港となっている。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)

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