河北省の飲食店で女性リンチ事件、ネット上では情報隠蔽を怪しむ声強まる―中国

Record China    2022年6月14日(火) 12時0分

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13日、天目新聞は、河北省の飲食店で女性客が男らに激しい暴行を受けて重傷を負い、集中治療室に搬送された事件の続報を伝えた。

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2022年6月13日、中国メディアの天目新聞は、河北省の飲食店で女性客が男らに激しい暴行を受けて重傷を負い、集中治療室に搬送された事件の続報を伝えた。

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事件は同省唐山市の現地時間飲食店で10日午前2時40分ごろに発生。店内で飲食をしていた女性3人グループのテーブルに男が歩み寄り、1人の体に手を回そうとして拒否されると、その女性に突っかかり顔を引っぱたいた。女性が応戦すると店内は乱闘騒ぎとなり、男のグループ数人が女性を店外に引きずり出して殴る蹴るの激しい暴行を加えた。その一部始終が防犯カメラによって撮影されており、SNS上で動画が拡散して世間から注目を集めた。

記事によれば、事件により暴行を受けた女性2人が病院に運ばれ、2人が軽傷を負った。搬送された2人は一時集中治療室で治療を受けたようだが、病院関係者によれば13日時点ですでに一般病棟に移ったという。また、ネット上で1人が死亡したとの情報も流れていたが、同市の婦女連合会関係者がこの情報を否定、入院中の2人は容態が安定していると説明した。暴力を振るった男のグループについては、男7人女2人の計9人がすでに警察に身柄を拘束されたという。

被害を受けた女性2人の容態が安定し、一般病棟に戻ったとの情報は微博で大きな関心を集め、関連ワードが微博のトレンドワードランキングで1位になった。

この事件について中国のネットユーザーは「一般病棟に移ったってことは、それまで瀕死(ひんし)のダメージを受けていたということ。何の後遺症もなく回復することを祈る。がんばれ!」など、被害者を励ますコメントを寄せている。

一方で「あれだけボコボコにされてICUに入って2日で一般病棟に戻れるものなのか?」「被害者本人たちの話もなければ写真もないのはどうしてなのか。情報は信じられない」など、中国では一般的な、被害者あるいはその家族へのインタビューや入院中の被害者の様子を撮影した写真や動画がメディアから出されていないこと、けがの程度を含めた事件後の情報について当局や病院が公にしていないことなどから、加害者に何らかの後ろ盾があり、情報を隠蔽(いんぺい)しているのではないかとの疑問を投げ掛けるユーザーも多く見られた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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