2022年上半期の中国時代劇ドラマ評価トップ10! 意外な作品が上位に

anomado    2022年6月15日(水) 9時30分

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2022年上半期に放送された中国の時代劇ドラマの中で、ドラマ・映画情報サイトの豆瓣(douban)の評価が高い10作品を、台湾メディアが紹介している。

2022年上半期に放送された中国の時代劇ドラマの中で、ドラマ・映画情報サイトの豆瓣(douban)の評価が高い10作品を、台湾メディアが紹介している。

第1位は「夢華録」で豆瓣の点数は8.7点。俳優チェン・シャオ(陳暁)と女優リウ・イーフェイ(劉亦菲)が主演する同作は、動画配信サービス・騰訊視頻(テンセントビデオ)で6月2日から配信をスタートすると、初日にいきなり8.4点という高得点を記録した。記事は、作品全体に漂う主演2人の演技力の高さやカップル感、テンポの良いストーリー展開が高評価につながったと分析している。

「夢華録」

第2位は「風起隴西」で点数は8.1点。チェン・クン陳坤)とバイ・ユー白宇)の2人の俳優が主演している。記事は同作について、「権力闘争にスパイ戦の要素を加えたサスペンス要素の強い作品」と総評。「古代の用語や機関、役職などが難解で登場人物も多いため情報を消化するのに時間がかかるが、それらが理解できた時に納得感が得られる。各キャラクターに謎が秘められており、素晴らしいスパイ劇に仕上がっている」と称賛した。

「風起隴西」

第3位は「珍饈記」で点数は7.0点。4月にビリビリ動画で放送が開始されたネットドラマだが、予想を上回る評価を得ている。宮廷の調理担当の女性と皇太子との恋愛を描く作品だが、記事は「単なる時代劇と見てはいけない。ストーリー展開に論理性がなく、コメディー要素もたっぷり。見ていて気まずくなるが、それでも面白いと感じてしまう作品」と評している。

「珍饈記」

同点の第3位は「念念無明」。4月にマンゴーTVで配信された各話10分(全18話)というショート作品だが、話題作を上回る評価を獲得した。一見すると仲睦まじいカップルが、実は「殺し屋」と「護衛」という敵対関係にあるという悲恋のストーリーが人気を博している。

「念念無明」

第5位は「長公主在上」で点数は6.8点。こちらも各話2分(全26話)という超ショート作品。短いながら腐敗や権力闘争、そして恋愛まで、要素をぎゅっと凝縮した展開にドはまりする視聴者が続出した。ここ半年で増えてきたショートドラマについて、記事は「甘く見てはいけない。中には制作レベルが普通のドラマに負けていない作品も出てきている」と評している。

「長公主在上」

第6位は「祝卿好」で点数は6.7点。同作は俳優ジェン・イエチョン(鄭業成)と女優ユエン・ビンイエン(袁冰妍)が主演を務めた。記事は「中小規模のA級時代劇だが、S級の『且試天下』などと比べても、その評価と人気は引けを取らない」と紹介。原作から多くのストーリーがカットされたものの、「神のようなキャスティングとキャラクター設定がそれを補っている」とした。

「祝卿好」

第7位は「玉面桃花総相逢」で点数は6.2点。貪欲で横暴な肉屋の娘が婚約者との縁談をあの手この手で逃れようとするも、それぞれの思惑から「契約結婚」するというストーリー。タイプの異なる男女の掛け合いが視聴者をくぎ付けにした。

「玉面桃花総相逢」

第8位は5.8点で3作品が並んだ。まずは「与君初相識・恰似故人帰」。俳優アレン・レン(任嘉倫)と女優ディリラバ(迪麗熱巴)が主演しており、「与君初相識」が前編、「恰似故人帰」が後編という構成。記事は「人気俳優を起用した時代劇としては正常の範囲内の点数」と評し、「基本的に原作小説『馭鮫記』に沿ったストーリー。テンポの良さとカップル感の強さで制作上の欠点を補った」とした。

「与君初相識・恰似故人帰」

次いで「且試天下」。俳優ヤン・ヤン楊洋)と女優チャオ・ルースー(趙露思)が主演した話題作で、テンセントビデオでの再生回数は37億回を超えている。記事は、配信当初から盗作や虐待疑惑などの問題が浮上したため「点数はもっと低くなるかと思われた」としながらも、ヤン・ヤンの人気に引っ張られる形でここまで持ち直したと評した。

「且試天下」

そして最後は「嫣語賦」。俳優シュー・ジェンシー(徐正溪)と女優チャオ・シン(喬欣)が主演する同作について、記事は「最終回は論争を巻き起こしたが、男女の主人公の設定や、前半部分のストーリー展開の良さから多くのユーザーに支持された」とした。(翻訳・編集/北田

「嫣語賦」

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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