そこまでして見たい?偽診断書でW杯休暇、中国のサッカーファンに世界が注目―中国メディア

Record China    2014年6月13日(金) 23時40分

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12日、ブラジルW杯が始まったが、サッカー人気の高い中国ではネットで購入した偽造診断書で会社に休暇を申請し、試合観戦をしようとする人までいる。写真はネットでW杯観戦する中国人。

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2014年6月12日、中国のスポーツ専門サイト・体育看台によると、サッカー人気の高い中国では、ネットで購入した偽造診断書を使って会社に休暇を申請し、ブラジルW杯の試合観戦をしようとする人までいることが、国際メディアにより各国で報じられた。

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今大会では多くの試合が中国では夜から明け方にかけて行われるため、会社で働いているサッカーファンにとっては夜を徹して試合中継を観戦することになり、試合観戦と生活や仕事を両立することが困難となる。そうした中、大手オンラインショッピングサイト・淘宝(タオバオ)などでは医師のサインが入った偽の診断書が300元(約5000円)で販売されている。会社にウソの病気休暇を申請して、試合を観戦するためだ。

このニュースが英紙デイリー・テレグラフの知るところとなり、実際に淘宝を通じて偽の診断書を入手して報じられた。発行元は上海交通大学医学院付属瑞金医院で、病状は「上気道の感染により、1日の病気休暇を必要とする」とされ、少なくとも4つの公印が押されている。しかも、日付は6月15日で、1週間前から休暇を用意することが可能だった。

瑞金医院側は「偽の診断書が流通している問題は聞いているが、見たことはない」としている。診断書を偽造することは違法行為で、中国では最大5年の懲役刑となる可能性もある。

しかし、偽造診断書を使っても必ず休暇が得られるわけではない。ある人は販売ページのコメント欄に「ニセ物だった。ウソが会社に見つかって、クビになった」と書き込んでいる。(翻訳・編集/岡田)

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