Record China 2022年6月12日(日) 21時0分
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国際スケート連盟(ISU)はフィギュアスケートの表現面を評価する演技構成点の項目を5から3に減らす案を可決した。中国では規則の変更が羽生結弦選手に不利として“義憤”が発生しているという。
国際スケート連盟(ISU)は9日、タイのプーケットで開催していた総会で、フィギュアスケートの表現面を評価する演技構成点の項目を5から3に減らす案を可決した。
取り消された項目は「技と技のつなぎ(トランジション)」と「音楽の解釈(インタープリテーション)」だ。「スケーティング技術(スケーティングスキル)」と「構成(コンポジション)」は残り、「演技力(パフォーマンス)」の項目は音楽の解釈などと統合され「プレゼンテーション」という項目になった。
中国の情報サイトである騰訊新聞は10日付で、ISUの決定は日本の羽生結弦選手にとって不利になるとの声が出ていると紹介する記事を掲載した。同記事は、採点方式の変更は、フィギュアスケートのファンの気持ちにも合致しないと論じた。
記事はまず、新たな採点方式ではジャンプがより重視されることになると主張。しかし、ファンが喜ぶのはジャンプ技術だけではなく、むしろ、自分の身体動きを音楽に乗せて表現する美しさと指摘した。そして、フィギュアスケート選手の代表である羽生結弦選手は、技術的な動きでも芸術的表現でもトップレベルであり、特に芸術面では他の選手に差をつけていると論じた。
そのため中国では、新たな規則は羽生選手にとって「フレンドリーでない」という“義憤”が発生しているという。中国では羽生結弦選手のファンが多い。演技が卓越しているだけでなく、リンクの外で見せる他人への気遣いなどの性格面を“熱愛”するファンも珍しくない。(翻訳・編集/如月隼人)
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