人民網日本語版 2022年6月12日(日) 14時0分
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中国科学院南京地質古生物研究所と広西地質調査院の研究者はこのほど、1億8000万年前のカゲロウの化石の地層を発見した。
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カゲロウという古く小さな昆虫のことを知っている人も多いだろう。中国科学院南京地質古生物研究所と広西地質調査院の研究者はこのほど、1億8000万年前のカゲロウの化石の地層を発見した。太古の時代にカゲロウによる「空中結婚式」という貴重なシーンを記録した。関連成果はすでに国際的な学術誌「Geology」「Historical Biology」に掲載された。
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南京地質古生物研究所の王博研究員によると、今回発見したカゲロウの化石は広西チワン族自治区賀州市に位置し、カゲロウの数は381匹にも達する。
王氏は、「カゲロウは朝生まれて夜に死ぬとよく言われ、寿命が極めて短いと考えられているが、成虫になる前に水中で一定期間を送る。カゲロウの寿命の大半は水中の部分で、羽化した成虫は数時間から数日しか生きられない」と述べた。
カゲロウは短い成虫の段階に繁殖を終えなければならない。オスは空中で密集したグループを作り、メスはその中に入り交配するオスを探し、さらに産卵に適した場所を探す。生物学的には、カゲロウの成虫によるこの大規模な集団「空中結婚」は「結婚飛行」と呼ばれる。
結婚飛行は昆虫の基本行為であり、多くの昆虫にこの習性がある。今回の発見により、この複雑な結婚飛行が1億8000万年前にすでに存在していたことが分かった。これは現在まで見つかっているうち最も古い昆虫による結婚飛行だ。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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