Record China 2022年6月10日(金) 21時0分
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9日にシンガポールで行われた総合格闘技「ROAD TO UFC」の試合で、戦いを終えた中国人選手が日本人選手に対して背後から蹴りを入れるシーンが物議を醸した。
バンタム級トーナメント1回戦で対戦した風間敏臣と中国のケレムアイリ・マイマイチツォヘチ(買買提託合提-克熱木艾力)の試合は3ラウンドを終えて判定へ。直後にケレムアイリが握手を求めて歩み寄るも、風間がこれを拒否して後ろを向いた。すると、ケレムアイリは風間の背中にパンチを、尻にキックを見舞った。審判に注意されたケレムアイリは、頭を下げて謝罪の意を示した。
突然の出来事に現地の実況は「オーマイゴッシュ!」と声を上げ、中国の実況は「お、握手をしようとしたところ…相手が非常に非友好的で、これは、マイマイチツォヘチはちょっと怒っていますね」とコメントした。試合は判定の結果、風間が3-0で勝利した。
風間は勝利者インタビューで「全然うれしくないですね。フィニッシュしなければいけないという目標があるんで、もう1ラウンドやっても良かった」と試合内容への不満を口にし、その後YouTube配信で騒動に言及、「(ケレムアイリの蹴りは)誰かが触ったのかなと思った。そんなに強くなかったので」「自分はまだ4ラウンドがあると思っていた。握手した後に殴り合いはできない。だから拒否した」と説明した。
この出来事について、大手ポータルサイトのヤフージャパンには、「まだラウンドが残っていると思っていたのなら拒否した理由も理解できる。中国人選手の行為は非常にマズい」とのコメントが書き込まれる一方、「蹴った選手が良くないのは間違いないけど、ちゃんとルールを理解していて敬意を持って握手しに行った選手と、ルールを把握せず試合内容に納得できないから握手を拒否する選手と考えたら、後者のほうが微妙」「(風間のYouTube配信での説明について)自身の握手拒否に対するうしろめたさを自覚した上での言い訳では?4ラウンドがあると思っていたというのが本当なら、ルールを理解しておらずプロ失格。もちろん蹴った側も暴挙には違いない」「蹴った方も悪いが、本人はシャツを着てるし関係者もリングに上がっている。この状態で次のラウンドがあると思ったと言ってもねえ」など、ケレムアイリの非は当然としながらも風間にも落ち度があったとするコメントが多く書き込まれた。
中国の格闘技系メディアは10日付の記事で日本のネットユーザーのこうした反応を紹介し、「(日本の)多くの人がケレムアイリの行動を理解し、風間の方にも落ち度があったという考えだ」と伝えている。(翻訳・編集/北田)
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