韓国でも増える「FIRE族」―中国メディア

Record Korea    2022年6月12日(日) 16時0分

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9日、環球網は、韓国の「FIRE族」と呼ばれる早期リタイア組について紹介する記事を掲載した。

2022年6月9日、中国メディアの環球網は、韓国の「FIRE族」と呼ばれる早期リタイア組について紹介する記事を掲載した。

記事は、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの5日付文章を引用。韓国の大型ネットゲーム開発企業に勤めていた35歳の男性、金(キム)さんが昨年に仕事を辞め、現在は交際相手とともにバカンスに出かけたり、普段はヨガや散歩をしたりと悠々自適の日々を過ごしていると紹介した。

そして、金さんのような早期退職者を韓国では「FIRE(Financial Independence,Retire Early、金銭的に独立した早期退職)族」と呼んでおり、彼らは日々の生活を倹約して最大限の貯金をし、通常よりも前倒しで退職して貯蓄で生活していると説明している。

金さんは現在、約18億ウォン(約1億9000万円)の純資産を持っているという。これだけの貯蓄をするために、在職中は可能な限り社員食堂を使い、ぜいたく品の消費を避けるなどして支出を抑えてきた。早期リタイアは5年前から考え始めていたが、仕事で知り合い交際に発展し、自身も昨年11月に仕事を辞めたという交際相手から背中を押されたことで、実際に退職に踏み切ったとのこと。2人の毎月の生活費は約200万ウォン(約21万円)で、金さんは「私たちの最終目標は、死ぬ間際にすべての貯金を使い切ることだ」と語っているという。

記事は「FIRE族」について元経済記者の人物が「韓国ではワークライフバランスに不満を持つ従業員が多く、投資に興味を持つ失業者の若者も増えている」と語ったほか、慶熙大学の教授が「職場でのハラスメントやオーバーワークが、多くの韓国の若者に定年退職前に経済的な自由を求めたがらせている」と説明したことを紹介している。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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