2022年6月6日、韓国・聯合ニュースは「現代自動車の高級車ブランド『ジェネシス』がグローバル累積販売数70万台を突破した」と伝えた。

現代自の資料（輸出実績は出荷台数基準）によると、ジェネシスは15年11月のブランド誕生から今年4月までに、計69万9751台（韓国内51万1204台、海外18万8547台）を販売した。先月の韓国内販売台数は1万2234台で、今月中旬に最終集計が出る海外販売台数を除いても、計71万1985台となる。6年半で70万台以上を世界で販売しており、現在の勢いでいくと、来年半ばには100万台突破が見込まれるとしている。

ジェネシスは15年11月、国産車初の高級ブランドとして、BMW、メルセデス・ベンツ、アウディ、レクサスなどが君臨する世界の高級車市場に挑戦状をたたきつけた。当時、現代自の副会長だった鄭義宣（チョン・ウィソン）現代自動車グループ会長が企画から全ての過程を主導したブランドで、初年度の販売台数は530台だったが、20年は10万台突破、21年には20万台突破を記録した。

自動車業界関係者は「ジェネシスは国内外で確実に高級ブランドとしての地位を固めている」と話しているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「ジェネシスが高級車ブランド？。高級車のまねをしてるだけでしょ」「海外での販売数が国内の半分にも満たないのに、『グローバル』と言っていいの？（笑）」「70％以上が国内販売。30％も現地の韓国人、駐在員が帰国の際に持ってこようと買ったケースも多そう。これではグローバルという感じはしない」「実際は国内販売が90％くらいになるんじゃない？」「年間70万台じゃなく6年半かけて70万台？。今年の欧州での販売数はブランド別で見るとほぼビリらしいけど、そういうことは記事に書かないんだな」「21年の米国での販売数はレクサス32万6000台、ジェネシス4万9000台。みじめすぎる」などの厳しい声が多数寄せられている。

一方で、「輸入車、ジェネシス、どちらも乗った感想としては、ジェネシスの満足度は極めて高い。さらなる発展を期待します」「デザイン、性能、コスパも、BMWやベンツなど人気の外車に引けを取らない名車だと思う」「ジェネシスを世界の一流ブランドに成長させ、雇用を創出しよう」などのコメントも見られた。（翻訳・編集/麻江）