日本人はなぜ小型車が好きなのか―中国メディア

Record China    2022年6月4日(土) 21時0分

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28日、澎湃新聞は、「平均収入が20万元を超えている日本人は、どうして数万元の小型車を好んで買うのか」とする文章を掲載した。

2022年5月28日、中国のニュースサイト・澎湃新聞は、「平均収入が20万元(約390万円)を超えている日本人は、どうして数万元の小型車を好んで買うのか」とする文章を掲載した。以下はその概要。

昨年1年間、日本で最も売れた自動車はトヨタの小型車ヤリスだった。その販売価格は140万円前後からとなっている。日本ではヤリスのような小型車や軽自動車を非常によく見かける。

日本人はスターから一般家庭に至るまで小型車をこよなく愛している。それは日本人が大きな車や高級車を買えるだけの所得がないからではない。日本の自然条件が一番の理由だ。人口密度が高く、建物が密集している日本では道路は非常に狭く、幅2メートル未満の道も少なくないため、小回りの利くコンパクトな車が便利なのである。

また、日本では鉄道、バスという公共交通システムが非常に充実していて便利だ。日本政府も公共交通輸送業を積極的に支援しており、長距離移動も公共交通機関でスムーズに行うことができる。日本人が自動車を運転する用途はほぼ近距離の足代わりになるため、小型車や軽自動車で問題ない。

また、少子化により家族の人数が減り、多くの人が乗れる大きな車を買う必要がなくなったこと、仕事帰りに酒を飲みたいがためにマイカー通勤を好まないサラリーマンが多いことも要因と言えるかもしれない。

日本の小型車、軽自動車はボディーこそ小さいものの決してチープではなく、性能も大きな車に引けを取らない。日本の各メーカーは小型車や軽自動車のエンジンやスタイルを積極的に研究し、その性能を大いに高めてきた。そして、日本ではおしゃれなコンパクトカーに乗ることが一種のファッションにもなっているのである。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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