悩ましい韓国人、コロナ規制解除で旅行に行きたくてもやっぱり行けない理由―中国紙

Record Korea    2022年5月31日(火) 9時30分

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30日、環球時報は、新型コロナ関連の規制が解除された韓国で旅行ニーズが高まるも「休暇インフレ」現象によって旅行を諦める人が続出していると報じた。写真はソウル。

2022年5月30日、中国紙・環球時報は、新型コロナ関連の規制が解除された韓国で旅行ニーズが高まるも「休暇インフレ」現象によって旅行を諦める人が続出していると報じた。

記事は、韓国ではソーシャルディスタンスを保つための規制措置が解除され、夏の観光シーズンが近づいていることもあり、一部市民の間で旅行ニーズが大きく高まっているとする一方で、旅行インフラの供給が追いつかない状態であり、航空券、ホテル、ツアーの料金がいずれも高騰、休日シーズンに価格が高騰する「休暇インフレ」と呼ばれる状況が発生していると伝えた。

そして、大韓航空の7月末に仁川空港を出発するニューヨーク行き往復航空券の価格が320万〜333万ウォン(約33万〜34万円)とコロナ前の19年に比べて大幅に値上がりしており、仁川発パリ行き往復航空券も19年の同時期の3倍前後となる300万ウォン(約31万円)以上となっていることを紹介した。

また、今年4月の団体旅行費用は1年前に比べて20.1%増加し、国内宿泊料金も1年前より5.4%上昇したと伝え、国際的な原油価格高騰や為替レートの変動が「休暇インフレ」の幅を一層大きくする要因になっているとした。

記事はさらに、ソーシャルディスタンス確保の規制が解除されて以降、ソウルでは終電、終バス後にタクシー待ちの長い行列ができるようになったと紹介。夜間の外出が増える一方で、新型コロナの影響で全国のタクシー運転手が25%、ソウルでは30%減少しており、タクシーの供給不足が発生していると伝えた。そして、タクシー不足による帰宅難を解消すべく、ソウルの地下鉄各線ではおよそ2年ぶりに午前1時までの深夜運転が段階的に再開されるとした。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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