小島康誉 2022年5月21日(土) 16時0分
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新疆ウイグル自治区には漢・ウイグル・カザフなど47民族が共住し、「一帯一路・シルクロード経済帯」の要衝として大発展している。
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新疆ウイグル自治区には漢・ウイグル・カザフなど47民族が共住し、「一帯一路・シルクロード経済帯」の要衝として大発展している。美しい楽しい新疆のひとコマを紹介したい。
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新疆ウイグル自治区は、中国の最西部に位置し、甘粛省・青海省・チベット自治区と接し、モンゴル・ロシア・カザフスタン・キルギス・タジキスタン・アフガニスタン・パキスタン・インドと国境を接し、国境線は5600kmに及ぶ。面積は約166万平方キロメートルで中国の約6分の1、日本の約4.4倍。前漢時代に「西域都護府」を設置し、いくたの歴史を経て清朝乾隆帝時代に「新疆」と称され、1884年「新疆省」が成立し、1955年10月1日「新疆ウイグル自治区」となった。
人口2585万人(2020年全国人口調査)中、ウイグル族が44.96%、漢族が42.24%、その他が12.80%(『人民中国』21年8月号)。その他はカザフ・モンゴル・回・キルギス・満州・シボ・タジク・ダフール・ウズベク・タタール・ロシア族などで、漢・ウイグル合わせて計47民族。主要産業は農牧畜・石油・天然ガス・石炭・貿易・観光など。
新疆を理解するキーワードは3つ。「シルクロード」=ユーラシア大陸のほぼ中央にあって、東西南北の幾多の文明文化が行き来した。世界的文化遺産が多数残存している。文明文化を運んだのは人々、よって多民族が共住している。「石油」=タリム盆地などから原油が大量に採掘されている。原油のみならず天然ガス・鉄・石炭・レアメタルなどの資源も豊富。「一帯一路・シルクロード経済帯の要衝」=中国の西方への門戸であり、欧州・中央アジア諸国にとっては東方への門戸であり、活況を呈している。新疆は美しい所、楽しい所、多民族文化あふれる所、美味しい料理いっぱいの所。コロナ禍が収まったら是非お出かけを。
●小島康誉(こじまやすたか)
浄土宗僧侶・佛教大学内ニヤ遺跡学術研究機構代表・新疆ウイグル自治区政府文化顧問。1982年から新疆を150回以上訪問し、多民族諸氏と各種国際協力を実施中の日中理解実践家。ブログ「国献男子ほんわか日記」<新疆は良いところ>小島康誉 挨拶―<新疆是个好地方>書籍はこちら(amazon)小島康誉氏コラム
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