「日本の自動車が世界市場シェアを失う危機…」報道に韓国ネットが注目「ついに韓国が日本超え?」

Record Korea    2022年5月19日(木) 12時0分

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18日、韓国メディア・韓国経済は日本経済新聞の報道を基に「海外で電気自動車が相次いで発売される中、充電性能が現代自動車の半分にも及ばず日本車メーカーが焦っている」と伝えた。写真はアイオニック5。

2022年5月18日、韓国メディア・韓国経済は、日本経済新聞の報道を基に「海外で電気自動車が相次いで発売される中、充電性能が現代自動車の半分にも及ばず日本車メーカーが焦っている」と伝えた。

記事によると、韓国の現代自動車は出力350キロワットの急速充電が可能なSUV型電気自動車(EV)「アイオニック5」を今月から日本市場に投入する。5分の充電で約220キロ走行できるという。

急速充電が可能な電気自動車といえば、パイオニアであるテスラを除けば、ポルシェやアウディなど高級車ブランドに限られていた。テスラは2019年に出力250キロワットの急速充電器を開発しており、15分の充電で275キロ走行できる。一方、日本では日産の主力電気自動車「アリア」の充電が出力130キロワットで、トヨタの「bZ4X」も出力150キロワットと現代自動車の半分にも満たないという。

自動車メーカー各社が充電時間の短縮競争を繰り広げる理由は、電気自動車の購入を考える消費者が最も重要視する要素の一つが「充電時間」であるため。内燃機関車は数分で燃料を満タンにできるが、電気自動車は急速充電器でも完全に充電するのに30分以上かかる。

日本の電気自動車充電インフラは、東京電力ホールディングスの充電インフラ子会社「e-Mobility Power」が主導しているが、設置済みの急速充電器はほとんど50キロワット以下で、昨年ようやく90キロワット充電器の設置が開始された。このようなインフラ不足により、日本の自動車メーカーは急速充電競争で後れを取っているという。

高出力急速充電を可能にするためには、高電圧に耐えられるよう電気自動車の設計を大幅に変更しなければならず、このような費用面の負担も日本企業が急速充電可能な電気自動車の開発をためらう理由になっている。現代自動車やポルシェは電気自動車のバッテリーとモーターが800ボルトの電圧に耐えられるように設計を変えた一方で、日本の電気自動車の設計は400ボルト水準にとどまっているという。

記事は最後に、日本経済新聞が「急速充電競争でライバル会社との差がつけば、日本の自動車メーカーがエンジン車時代に確保した世界市場シェアを失いかねない」と分析したことも伝えている。

この記事を受け、韓国のネット上では「テレビなどの家電に次いで、ついに自動車まで韓国が日本を超える?」「やっぱり永遠のものなどない!あんなに人気の日本車がこんなことになるとは」「日本はすでに産業と技術力で韓国に後れを取っている」などの声が上がっている。

また「今後は電気自動車の会社が増えるだろう。内燃機関車は仕方ないとして、電気自動車まで現代・起亜自動車は買いたくない」「急速充電性能は上がったけど、急速充電のインフラを探すのに30分かかる」「急速充電すればするほどバッテリーの寿命が短くならない?」などの声も寄せられている。(翻訳・編集/松村)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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