今年4月に配信をスタートした最新中国ドラマについて、ニュースサイトの鳳凰網が提供する人気ランキングでは、月末に配信を開始したばかりの「風起隴西」が1位に選ばれた。

映画・ドラマの4大データベースの一つ、鳳凰娯楽が毎月公開しているもの。今年4月には29作品の中国ドラマが新たに配信をスタートしたが、その中から視聴者によるユーザーレビュー、さらにドラマ制作に携わる業界の専門家の意見をベースにランキング形式で公開している。

1位に選ばれたのは、ユーザー評価が8．6点、専門家の評価が7．4点となった時代劇ドラマ「風起隴西」だった。チェン・クン（陳坤）、バイ・ユー（白宇）が主演して三国時代の諜報戦を描き、4月27日に配信スタートしたばかりの作品だが、豪華出演陣に加えて作品の美術、アクション、カメラワーク、ストーリーの進むテンポなどが、いずれも高く評価されている。

2位はそれぞれ8．2点、7．3点を獲得した現代ドラマ「親愛的小孩」だった。4月10日から国営テレビ・中国中央電視台（CCTV）で放送された作品で、チン・ハオ（秦昊）とレン・スーシー（任素汐）が主演。ベルリン国際映画祭で脚本賞を受賞したワン・シャオシュアイ（王小帥）監督の「我らが愛にゆれる時」（2007年）をベースに、さらに肉付けしてドラマ化した作品となる。

3位は同7．8点、6．0点を獲得した「特戦栄耀」が選ばれた。ヤン・ヤン（楊洋）とリー・イートン（李一桐）が主演し、1人の軍人の成長を描いた作品。ヤン・ヤンが体当たりで演じたアクションシーンも人気が高く、重苦しく硬い描写の多い軍隊ドラマとは違い、コメディータッチの手法も加えたバランスの良さが評価されている。

4位以下には、チャン・イー（張譯）とTFBOYSのワン・ジュンカイ（王俊凱）による刑事と天才大学生コンビが事件解決に挑む「重生之門」や、アレン・レン（任嘉倫）主演の「藍炎突擊」、ウィリアム・フォン（馮紹峰）主演の「山河月明」などが続いている。（Mathilda）