上海、「生きてるのに死亡扱い」騒動で幹部ら5人問責=中国ネット「これまでにも同じように…」

Record China    2022年5月3日(火) 11時20分

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2日、中国中央テレビ(CCTV)は、上海市の高齢者施設で生きている高齢者を遺体として搬送しようとした問題で、現地民政局幹部ら5人が問責の対象になったと報じた。

2022年5月2日、中国中央テレビ(CCTV)は、上海市の高齢者施設で生きている高齢者を遺体として搬送しようとした問題で、現地民政局幹部ら5人が問責の対象になったと報じた。

同市普陀区長征鎮にある新長征福利院で1日午後、死亡認定された高齢者を搬送しようとした際、「遺体」にバイタルサインが見られて搬送を中止するトラブルがあった。CCTVのニュースアプリ央視新聞客戸端によれば、高齢者はすでに病院に運ばれており命に別条はないという。

また、同区はこのトラブルについて直ちに調査を実施し、同区民政局長について中国共産党党紀違反の疑いで立件(党紀立案)し、同区民政局の副局長、養老サービス課長、長征鎮社会事業発展弁公室主任の3人を免職処分とするとともにやはり党紀違反の疑いで立件、さらに新長征福利院院長も免職処分の上違法行為の疑いで立件(政務立案)すると発表した。

このほか、当事者である医師の免許を取り消すとともに公安機関が立件、調査を実施、その他の関係者についても法規に基づき処分を下すとしている。

このことについて、中国のネットユーザーは「影響は深刻であり、徹底的に調査してほしい」「偶発的な事件であってほしい。そうでなければ恐ろしすぎる!」「これまでに同じように葬儀場に送られたお年寄りがいなかったか調査すべき」「いつか安楽死が合法化されたら、死にたくない人まで安楽死させられるかもしれないな」「しかしこのお年寄りには家族がいなかったのだろうか」といったコメントを残している。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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