Record China 2022年4月20日(水) 6時20分
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18日、日本の華字メディア・日本華僑報網は、自民党の高市早苗政調会長が、よりどころとしてきた安倍晋三元首相から切り捨てられようとしているとする文章を掲載した。
2022年4月18日、日本の華字メディア・日本華僑報網は「高市早苗氏”更迭”報道に見る、日本の政界の汚れ」と題する記事を掲載。自民党の高市早苗政調会長が、よりどころとしてきた安倍晋三元首相から切り捨てられようとしていると報じた。
記事は、日本メディアの報道として、高市政調会長が7月10日の参議院選挙後の内閣改造で職務を外される可能性があると紹介。政調会長は自民党内において政府の政策立案に最も影響力を持つポストであり、もしそうなれば高市氏にとっては最大の政治的ステータスを失うことになるとした。
その上で「高市氏の現状は、完全に自分で招いたものだ」とし、「右翼政治家で反中国の急先鋒として安倍氏から支持され、その推薦により政調会長の座に就くと、就任早々あらゆる場面で岸田文雄首相と対立し、中国問題にしても台湾問題にしても岸田政権にはばかりなく批判を展開してきた」と説明。特にロシアによるウクライナ侵攻ではメディアから「暴走」と指摘されるほどに政権批判を行ったと伝えている。
一方で、現在無派閥の高市氏が、昨年の自民党総裁選から半年近く経過した今に至っても「師匠」の安倍氏が率いる清和政策研究会(安倍派)入りに至っていないことを指摘。「政界内部からは安倍氏にとって高市氏は徐々に重要な存在ではなくなりつつあり、堪忍袋の緒が切れた岸田首相が高市氏を事実上更迭しようとしても、安倍氏はもはや止めないのではないかとの見方が広がっているようだ」とした。
記事は、安倍氏はこれまでにも用済みとなった人物を切り捨てた経緯があるとして、小池百合子氏や稲田朋美氏の名前を挙げた。そして「用が済んだり、言うことを聞かなくなったり、あるいは自分の立場が脅かされそうになったりした時には容赦なく切り捨てる。高市氏も同じ末路をたどるのではないか」と伝えている。(翻訳・編集/川尻)
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