「上海、頑張れ」に市民は怒り、ロックダウン続く中でアンディ・ラウら激励メッセージが批判の的に

anomado    2022年4月18日(月) 14時50分

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すでに1カ月近くも都市封鎖が続いている上海市で、香港の俳優アンディ・ラウら人気スターを起用した応援メッセージの動画が、あまりにも現実離れしていると批判を浴びる事態となった。

すでに1カ月近くも都市封鎖が続いている上海市で、香港の俳優アンディ・ラウ(劉徳華)ら人気スターを起用した応援メッセージの動画が、あまりにも現実離れしていると批判を浴びる事態となった。

上海市では新型コロナウイルスの感染拡大を抑止するための都市封鎖が続き、2000万人を超える市民が食料や物資の欠乏、物価の上昇などで困難な生活を強いられている。そんな中、このほどテレビ局・東方衛星テレビが、この都市封鎖との戦いにスポットを当てた特別番組の放送を発表。これに先立って、アンディ・ラウをはじめレオン・ライ(黎明)、エディ・ポン(彭于晏)、ワン・イーボー(王一博)、ディリラバ(迪麗熱巴)など香港・台湾・中国の人気スターを起用し、それぞれが激励の言葉を語るメッセージ動画を公開した。

しかし、この動画が市民からの反感を買う事態となり、ネット上では不満を訴えるコメントが噴出。「こちらは明日の食事を心配しているのに、“頑張れ”と言われても腹立たしいだけ」「こんな番組を作るほど社員が余っているなら、食料や医薬品を配るサポートでもさせたらいい」「みんな日常生活に困っている状況なのに、この動画を見せられてどう思うか、ちょっと頭を働かせれば分かるはずだ」などといった声が上がった。なお、東方衛星テレビでは反響の大きさを考慮したのか、番組の放送延期を発表している。

アンディ・ラウは約50秒のメッセージを寄せており、「今は距離を保っても、いずれ近くで親しく会える日が来る」といった激励の言葉を送っている。これに対し、「言葉より物資の寄付を」とネットでは批判のコメントも上がっているが、アンディ・ラウがここ2年、香港の感染拡大防止のため支援を続けていることを挙げ、「強要するのはやめよう」といった声も広がっている。(Mathilda

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