2022年4月15日、韓国メディア・朝鮮ビズは「半導体ファウンドリ（受託生産）業界1位の台湾積体電路製造（TSMC）が今年1～3月期に過去最高の業績を記録した。サムスン電子のファウンドリ部門より3倍多く稼いだ」と伝えた。

TSMCの1～3月期の売上高は4911億台湾ドル（約2兆1323億円）、営業利益は2238億台湾ドルだった。前年同期より35．5％と48．7％増加した。半導体生産量は12インチ（300mm）ウエハー基準377万8000枚で、前年同期比12．5％の増加と集計された。

半導体業界は、世界的な半導体不足が続き、下半期はさらにTSMCの業績が上がるだろうと予想している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「TSMCは国から支援され、サムスンは国から攻撃を受けたのだから、追い抜かれないほうがおかしい」「一時もなまけてはいけない半導体市場で、文在寅（ムン・ジェイン大統領）が5年間も李在鎔（イ・ジェヨン副会長）の足を引っ張ったせいで、こんな結果に」「文在寅が李在鎔をいじめた成果だよ」など文政権を批判するコメントが多く寄せられている。

また、「大変だぞ。TSMCに負け、携帯電話はアップルに負け、LCDやOLEDも…。ITで負けたら韓国はどうすればいいのか」「技術のサムスン、世界のサムスンはどこに行った？」と嘆く声や、「頑張れサムスン。大韓民国の底力を見せてやれ」「サムスンはやると言ったらやれる力を持つ会社だ！」など激励する声も見られた。（翻訳・編集/麻江）