上海、なぜロックダウンでも感染者が減少しないのか―中国メディア

Record China    2022年4月16日(土) 12時30分

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14日、上海市疾病コントロールセンターの副主任はロックダウン中の上海で感染者が減らない原因について語った。写真は上海の臨時病院。

2022年4月14日、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ)によると、上海市疾病コントロールセンターの副主任が、ロックダウン中の上海で感染者が減らない原因について語った。

上海市では長引くロックダウンにもかかわらず、毎日の新規陽性者数が高止まりし、多くの市民が困惑している。上海市疾病コントロールセンターの呉寰宇(ウー・ホワンユー)副主任は14日、上海市新型コロナ感染症対策記者会見でこの問題に回答した。

呉副主任は次のように述べた。

「その原因の一つは検査データがそろうのに一定の時間がかかることだ。PCR検査は作業量が多く、検査で陽性反応が出た検体グループに対し、一つ一つの検体を再検査し、確定された陽性者に対しさらに疫学調査を行い、正確な関連医学情報、個人の情報を収集し、同時に報告やチェックなども行わなければならない」

「もう一つの原因は家庭内での集中感染だ。上海の今回の感染の主体であるオミクロンBA..2変異株はステルス性が高く、感染が早いのが特徴で、これまでの観察によると潜伏期間は3日から5日で、家庭内での集中的な感染が主要な感染経路だ。一般的なケースでは、家庭内で1人の陽性者が出た場合、他の家族もすでに感染しているが、まだ潜伏期間内にあり、その後の検査で発見されることが多い」

「三つ目の原因は上海が静的管理段階にあり、住民の外出は制限されているが、多くの物資は流通していることだ。ウイルスに汚染された物に接触すれば、感染する可能性は排除できない」(翻訳・編集/田口)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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