PCR検査を拒否した女性に処罰、警察が説得も唾吐き水かける―上海市

Record China    2022年4月6日(水) 23時20分

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上海市に住む女性が現在市内全域に対して行われているPCR検査を拒否し、処罰を受けた。

上海市に住む女性が現在市内全域に対して行われているPCR検査を拒否し、処罰を受けた。

中国のニュースサイト・上観新聞によると、4日午前9時ごろ、上海市公安局宝山支部の泗塘新村派出所の人民警察が新型コロナウイルス防疫ボランティアから援助要請を受け取った。コミュニティー内に住むある女性が、自治会やボランティアが何度訪問して説得しても、家を出てPCR検査を受けることを拒んだためだという。

警察官は現場に到着後、関連する防疫規定や法律の条文を女性に提示したが、女性は協力しなかっただけでなく、突然窓の外に向かって唾を吐き、警察官に水をかけた。その後現場の警察官はすぐに女性を派出所に連行して取り調べた。女性は「家を出たことがなかったため、PCR検査は無駄だと考え、ボランティアや警察の勧告を無視した」と話したという。女性は地元警察から行政処罰を受けた。

中国のネットユーザーたちからは、「理解に苦しむ」「なぜそんなことをしたの?」「(新型コロナ流行から)もうすぐ3年たつのに、なぜまだこんな人がいるの?」と女性の行動に疑問を呈する声や、「唾を吐いた?女性が感染者だったらどうするの!」「規則を守ってください」「厳しく罰せられるべきだ」「PCR検査に協力することは全ての市民の義務だし、子どもでさえ理解している」と非難の声が上がった。

一方で、「きっと精神疾患があるんだよ」「家を出ていないのは社会恐怖症からかもしれないのに。誰も彼女が精神疾患を患っている可能性を理解していないの?」と女性の証言から精神状態を心配する声も上がった。

上海市衛生健康委員会によると、5日の新規感染者は症状がある人が311人、無症状の人が1万6766人だった。(翻訳・編集/刀禰)

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