台湾人学生が国籍欄に「台湾」、中国人教授が「中国」に変更するよう指示し物議―イタリア

Record China    2022年3月31日(木) 19時20分

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30日、米華字メディア・多維新聞は、イタリアの大学でレポートの国籍欄に「台湾」と記載した台湾人学生に対し、中国人教授が「国籍を中国に改めよ」と指示して物議を醸していると報じた。写真はミラノ工科大学。

2022年3月30日、米華字メディア・多維新聞は、イタリアの大学でレポートの国籍欄に「台湾」と記載した台湾人学生に対し、中国人教授が「国籍を中国に改めよ」と指示して物議を醸していると報じた。

記事によると、イタリア・ミラノ工科大学建築学部の陳蓁(チェン・ジェン)教授が先日のオンライン授業において、レポートに「台湾」と国籍を記入した台湾人学生に対して突然中国語で「台湾は国ではなく、欧州諸国から承認されていない。国籍を『中国』に変えるように」と指示し、「君がこのように書いたのを見て、中国人として言わなければならない。教師として君に対してハラスメントを行っていると捉えないでほしい」と語った。

この様子を撮影した動画がネット上で拡散すると物議を醸し、陳教授が動画の中で「指示」と論文や研究に対する評価、成績は無関係と強調しているものの、多くのネットユーザーから「指示は教師による威圧行為であり、学生は個人やグループの成績のために変更せざるを得ないだろう」との意見が出たという。

駐イタリア台湾代表処は25日に同大学の学長や学部長などに対して質問状を提出し、校長が28日に「学校として直ちに紀律委員会を開いて内部調査を実施し、陳教授の行為が大学教師の職業モラルや行動ルールに適合するかを審査するとともに、調査終了後に相応の処分を行う」と回答する書簡を送付した。(翻訳・編集/川尻

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