Record China 2022年3月31日(木) 7時20分
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米華字メディア・多維新聞は29日、2020年中印国境紛争で殉職した解放軍の兵士を侮辱したとして有罪判決を受けた中国の旅行ブロガーが、社会に向けて謝罪したことを伝えた。
記事によると、28日、現在服役中の旅行ブロガーの「小賢Jayson」が社会に向け、「自分の烈士(殉職者)への尊重を欠いた行動について、国境を守ろうとした英雄である烈士とその家族、そして全国の皆さんに、心からの謝罪とざんげの気持ちを表明します。どうかご理解ください」と謝罪した。同ブロガーはまた、「今後は英雄である烈士を尊重し、心から追悼し、(私が)皆さんの戒めとなって、インターネットは法の外にある場所ではなく、すべての人が自分の言動に責任を負う必要があるということを深く理解するきっかけになってほしい」と述べた。
記事によると、同ブロガーは21年7月15日、新疆ウイグル自治区ホータン区グマ県シャイドゥラ村にある康西瓦烈士陵園内で、「烈士陵園」と刻まれた石碑の台座を踏み、石碑に寄りかかって写真を撮った後、陳祥榕(チェン・シアンロン)烈士の墓前では笑顔を浮かべて台座に足を乗せ、手は“銃の形”に見えるポーズで墓碑を指差し写真を撮ったという。
記事は、「(写真を撮った日の)正午ごろ、同氏は中国のSNS・微信(WeChat)のモーメンツ(タイムライン)を通して5000人以上の友達にそれらの写真を公開したが、多くの微信の友達が写真の内容は英雄の烈士を尊重したものではないと指摘し、問題の投稿は削除された。しかし午後2時ごろ、アクセス数とフォロワー稼ぎのため、同氏は同じ写真を別のネットプラットフォーム・今日頭条の個人アカウント『小賢Jayson』でも発信した。写真はネット上で急速に拡散され、社会の強い怒りを引き起こし、悪影響をもたらした」と経緯を伝えた。
また、裁判の過程について「21年11月10日、グマ県人民裁判所は、新疆では初の例となる英雄烈士の名誉毀損(きそん)および公益訴訟案に対し一審判決を下した。英雄烈士の名誉毀損罪で被告人には懲役7カ月が言い渡され、被告人は全国メディアで公に謝罪し影響を消そうとした」と報道。被告人は判決を不服として同年11月22日にホータン区中級裁判所に控訴したが、審議の結果棄却され一審の判決が適用されることとなった。(翻訳・編集/刀禰)
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