ファーウェイが学術教育分野で世界各地と連携強化―研究施設設置・人材育成など次々

Record China    2022年3月28日(月) 10時10分

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米国などによる中国の華為技術(ファーウェイ)への強い圧力が続いているが、ファーウェイは逆に「世界とのつながり」を強化しつづけている。学術教育分野でも、世界の多くの国で「次の一手」を打ち続けている。

米国などによる中国の華為技術(ファーウェイ)への強い圧力が続いているが、ファーウェイは逆に「世界とのつながり」を強化しつづけている。学術教育分野でも、世界の多くの国で「次の一手」を打ち続けている。

IT業界における市場調査を手掛ける米国企業のデローログループによると、2021年の全世界における通信設備の売り上げシェアで、ファーウェイは28.7%。20年の31%に比べるとやや低下したが、依然として世界1位だった。中国市場を除いたシェアでも、エリクソンノキアが20%程度、ファーウェイが18%程度で、三大大手がほぼ拮抗(きっこう)する状態だ。

かつてのように「ファーウェイの快進撃」が続く状態ではないが、ファーウェイの存在感が弱まった状況でもない。そしてファーウェイは「世界とのつながり」を強化している。

最近の動きとしては、ファーウェイはクウェート科学技術大学の5G通信研究施設設立に協力した。同国初の5G関連の研究施設であり、同大学はファーウェイの協力により、学生をICT人材に育成し、同時に新たなビジネスモデルを促進するという。

アフリカのザンビア政府とも22日までに、若者のデジタル技術を高め、イノベーションの指導者に育成するためのパートナーシップを締結した。ファーウェイはザンビアの教育機関で5000人の学生と50人の教師にICTトレーニングを提供し、同国にICTの中核となる最高のデジタル・イノベーション・ハブを建設する。ファーウェイはまた、同国でデジタルイノベーション奨学金基金を設立して、当初の今後4年間には毎年50人の学生に奨学金を提供するなどする。

ファーウェイはまた、24日までにトルコのバフチェシヒル大学(BAU)と協力協定を締結した。背景には、新型コロナウイルス感染症の流行により、BAU側が「教育のデジタル化」はますます重要になりつつあると認識したこともあるという。双方はファーウェイ&BAU教育プラットフォームを構築する計画だ。

BAU関連企業であるBAUグローバルのエンベル・ユセル社長は、「健康、教育、農業などあらゆる分野でファーウェイと一緒に仕事をしていく」と述べた。ユセル社長はまた、「これからの教育に、もはや場所は重要ではない」と表明した。世界のどこにいても、必要最小限の設備があればほとんどの訓練を施すことができるからという。(翻訳・編集/如月隼人

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