3月に配信をスタートした最新の中国ドラマについて、各社の公開データでは「余生、請多指教」と「与君初相識」が1位をめぐって順位が入れ替わり、激しい接戦の様相を呈している。

シャオ・ジャン（肖戦）とヤン・ズー（楊紫）主演の「余生、請多指教」は2019年のクランクアップ後、何度も配信予定が報じられたのち、今月15日に3年越しでやっと配信がスタートした現代ドラマ。26日には再生回数が18億回を突破し、1日の再生数が9日連続で1億回を突破するなど勢いは止まらない。

17日に優酷（YOUKU）で独占配信をスタートした「与君初相識」は、アレン・レン（任嘉倫）とディリラバ（迪麗熱巴）が主演のファンタジー時代劇。映画やドラマの情報サイト・猫眼（専業版）のデータでは、配信が始まった17日から3日間は再生回数が「余生、請多指教」に押さえられていたが、4日目に逆転して「与君初相識」が1位に。その後、トップの座は日々変動している。

エンタメ産業のデータベース・灯塔サービスの公開データでは、「与君初相識」が配信をスタートしてから10日連続で再生回数ランキングのトップに。「余生、請多指教」に一度も1位の座を奪われていない。

ニュースサイトの鳳凰網が公開するデータでは、「与君初相識」が配信開始から常に1位に立ち、2位は現代ドラマ「心居」や、タン・ジェンツー（檀健次）主演のサスペンス作品「猟罪図鑑」といった作品がめまぐるしく入れ替わり、「余生、請多指教」は5位圏内から外れる日も。このように各社のデータにばらつきがあるものの、「余生、請多指教」と「与君初相識」のし烈な戦いは目を引くものとなっている。

「永遠の桃花～三生三世～」「夢幻の桃花〜三生三世枕上書〜」で人気を集めたディリラバだが、同じくファンタジー作品の「与君初相識」について、鳳凰網に集まった視聴者の声には、「目の演技がさらに細やかになった」「ディリラバの成長を実感できる必見の作品」といった称賛のコメントが多い。（Mathilda）