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2007年6月15日、北京オリンピックまであと1年。連日激しいトレーニングに取り込んでいる中国代表選手たちに、高級食材をふんだんに使った特別メニューが提供されているとの報道があった。
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2007年6月15日、北京オリンピック中国代表選手に強化合宿訓練をする国家体育総局訓練局を取材した。
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この訓練局には現在、13競技種目の中国代表チームが訓練のため合宿しているが、かれらに提供される毎回の食事は、スポーツ栄養学や中国医学の観点から考え出されたという特別なもの。牛肉、すっぽん、烏骨鶏などをふんだんに使い、スープにはフカヒレやアワビなどを食材にするという。ちなみに、1回のスープ料理に使われる食材の費用は約2000元(3万2000円)。これで選手8人分の量しかない。***
国家体育総局は、約1年半の時間をかけて「代表選手栄養分析システムソフト」を開発。これにより、各選手の食事と栄養状況を記録、経過観察や分析が容易になり、食事と運動能力の因果関係が明らかになるとしている。
訓練局は今年5月からすでにこのソフトを導入しており、あと3か月データを採集して「金メダル獲得特別メニュー」をより完全なものにするという。(翻訳・編集/本郷智子)
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