韓国のみかん新品種、米国で日本のデコポンに勝利=韓国ネットは「デコポンは韓国品種だと…」と驚き

Record Korea    2022年3月23日(水) 5時20分

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21日、韓国・イーデイリーは「韓国の技術で開発された柑橘品種がロイヤリティーを得て米国で現地栽培される」と伝えた。写真はハルラボン。

2022年3月21日、韓国・イーデイリーは「韓国の技術で開発された柑橘品種がロイヤリティー(使用料)を得て米国で現地栽培される」と伝えた。

記事によると、韓国農村振興庁は同日、2010年に開発した「タムナヌンボン」について、米国の柑橘栽培流通業者(M.Park INC.)に技術移転したと発表した。

韓国農村振興庁は2017年から現地の流通業者を通じて米国で実証栽培を行い、米国で栽培されていた日本産品種「不知火(デコポン、韓国ではハルラボンと呼ばれる)」よりタムナヌンボンが優秀だとの評価を受けた。

今回の契約は韓国内の農民被害を防止するため、米国内での生産販売だけを許可し、現地で生産した苗木や果実の韓国内への搬入を禁止する条項が盛り込まれた。

タムナヌンボンは不知火の突然変異品種で、韓国では2014年に品種登録され、2019年に米国の植物特許を取得した。見た目は不知火とほぼ同じだが、重さは280グラムほどでやや大きい。糖度は15°Bxで不知火より高く、食感の良さが特徴となっている。韓国では2018年から普及され、栽培面積は徐々に拡大しているという。

今回契約した流通業者のキム・ビョンハク代表理事は「従来の品種より生育と味の面で優れたタムナヌンボンが米市場を独占する日系品種のハルラボンの代わりになるよう、品質改善と現地販売戦略を強化していく」と述べた。

農振庁関係者は「これからも海外でも競争力のある品種を開発し、安定した市場定着に向け栽培技術の普及に務める」と述べたという。

これを見た韓国のネットユーザーからは「韓国の品種が日本品種を追い出した」「韓国の果物をグローバル化させるという意味で非常に立派なこと。よりたくさんの新品種を開発するために積極的な投資と研究が行われてほしい」など喜ぶ声が上がっている。

一方で「日本の品種にハルラボンとの名前を付けたのは誰?韓国国民のほとんどが韓国品種と勘違いして購入していたはず」「ハルラボンが日本の品種だったなんて。裏切られた」「ハルラボンを韓国固有のみかんだと思って高くても買って食べていたのに。完全にだまされた」など、ハルラボンが日本の品種だったことに驚く声も多数見られた。(翻訳・編集/堂本

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