3月に配信をスタートした中国ドラマ最新作では現在、シャオ・ジャン（肖戦）とヤン・ズー（楊紫）主演の「余生、請多指教」と、アレン・レン（任嘉倫）とディリラバ（迪麗熱巴）主演の「与君初相識」が一騎打ちの様相を呈している。

「余生、請多指教」は2019年のクランクアップ後、何度も配信予定が浮上しては消え、3年越しでやっと視聴者に届けられた作品。今月15日に騰訊視頻（テンセント）で配信をスタートし、わずか3日間で再生回数は7億回を突破。その後、5日間で9億回を突破している。

2日後の17日に優酷（YOUKU）で配信をスタートしたのが、ファンタジー時代劇の「与君初相識」。映画やドラマの情報サイト・猫眼のデータでは、初日の再生回数は1億3000万回を突破し、同日の配信中ドラマのシェアで17％を占める人気に。映画やドラマのデータベース・灯塔サービスが公開した数字では、17日は「余生、請多指教」を上回り、人気ランキングで1位に立っている。

同じく「90後（90年代生まれ）」を代表する女優のヤン・ズーとディリラバをそれぞれ起用し、人気ネット小説を実写化するなど、ジャンルは違っても共通点を持つ2作品が、現在は激烈な争いを繰り広げている。

なお、この2作品のほかにも3月の新作ドラマでは、「心居」や「猟罪図鑑」といった人気作品が誕生している。タン・ジェンツー（檀健次）主演のサスペンス作品「猟罪図鑑」は人気ランキングでトップ5内を連日キープ。このほどタン・ジェンツーはインタビューで、期待されるシーズン2について、「制作側の事情は分からないが、視聴者の反響が大きいと可能性は膨らむと思う」と語っている。（Mathilda）