新型コロナウイルスの感染防止対策規定に違反したとネットで批判を浴びた件で、俳優ゴン・ジュン（龔俊）主演ドラマ「我要逆風去」の制作側やゴン・ジュンのマネジメント側が中国版ツイッター・微博（ウェイボー）を通じて説明を行った。

現在撮影中の「我要逆風去」は、ゴン・ジュンと女優チョン・チューシー（鍾楚曦）が主演の現代ドラマ。17日、ロケ先となっている山東省青島市にある韓国式焼肉のレストランで、出演者やスタッフが食事をする様子を撮った動画がネットに出現。青島市では今月14日、新型コロナウイルスの感染防止対策として市飲食行業協会が飲食店の一時閉鎖を発表し、15日から施行されていたことから、規定違反を犯していると批判の声が上がっていた。

同じ17日、「我要逆風去」およびゴン・ジュンのマネジメント側のウェイボー公式アカウントが声明文を発表。出演者やスタッフは毎日PCR検査を行い、動画に映されていたのは控え室として、店内を完全封鎖の上で貸し切っていた場所で、使用前後には徹底した消毒を行っていると説明。作品に参加するスタッフの管理が行き届かず動画が流出したことで、該当スタッフに懲戒処分を行ったとしている。また、世間を騒がせたことについても謝罪の意を示している。

流出した動画は16日、店内にある防犯カメラが撮影していたもの。ゴン・ジュンが盗撮を恐れて、周囲を気にする様子も映されていた。（Mathilda）