韓国・仁川国際空港、航空物流量世界2位に飛躍、パンデミック以降急成長、将来1位にも

Record Korea    2022年3月21日(月) 21時0分

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韓国の仁川国際空港が昨年の年間国際線貨物実績で世界2位に躍り出た。新型コロナのパンデミック以降、急成長。将来は香港空港を抜いて世界1位に成長すると見込んでいる。写真は仁川国際空港。

韓国の仁川国際空港が昨年の年間国際線貨物実績で世界2位に躍り出たと主要紙が報じた。同空港は、この4年間は中国の上海空港に押され、航空物流量3位だったが、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)以降、急成長。将来は香港空港を抜いて世界1位に成長すると見込んでいる。

仁川国際空港はソウルの西48キロに位置し、2001年3月、東アジアのハブ空港(拠点空港)を目指して開業した。現在、4本の滑走路を供用。韓国をはじめ日本や中国、欧米など多くの航空会社が乗り入れている。日本の地方空港から国際線各都市への乗り継ぎ空港としても、よく利用されている。

毎年の航空業界評価会社であるスカイトラックス(Skytrax)の世界のトップ100国際空港で常に最上位圏(1~3位)を占めている。 国際空港評議会(ACI)が主管する世界空港サービス評価(ASQ)では、世界最高のサービス品質を提供する空港として12年連続で選定された。

ハンギョレ新聞によると、仁川国際空港公社は14日、ACIが発表した貨物実績分析資料で同空港は昨年327万3000トンを処理し、航空貨物の物流量で世界第2位を記録したと明らかにした。開業当時は年間120万トンにすぎなかった航空貨物の物流量は年平均で3.6%成長し、昨年には327万3000トンを処理。初めて年間300万トンを超えた。上海空港は324万トンで、香港空港は499万トンだった。

特に新型コロナのパンデミック以降の昨年の物流量は、前年に比べ18.6%増加した。開港以来、初めて4000億ドル(約46兆円)以上の輸出入額を処理し、韓国全体の貿易金額の33%を占めたという、

公社は空港物流団地(1969平方メートル)や貨物ターミナルなどの物流インフラ開発に対する地道な投資、北東アジア地域初のクールカーゴセンターの建設などを、航空貨物成長の要因と分析。グローバル特送会社専用ターミナルの新増築、さらなる貨物ターミナルの建設などを通じ、30年には香港空港を抜いて世界1位の物流空港へと成長すると予測している。

公社のキム・ギョンウク社長は「公社は未来型物流インフラの先制構築、第3空港物流団地の適切な時期における開発および新規貨物路線の積極誘致などによって、仁川国際空港の将来の物流競争力を一層強化し、名実共に世界1位の航空物流ハブ空港へと生まれ変わらせる」と意気込んでいる。(編集/日向)

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