16日午後11時36分頃、福島県沖を震源とするマグニチュード7．4の地震が発生し、宮城県、福島県で最大震度6強を観測した。その翌17日、台湾の蔡英文総統がツイッター上に、見舞いの言葉を投稿し、反響を呼んでいる。

気象庁によると、最大震度6強を観測したのは宮城県登米市、蔵王町、福島県相馬市、南相馬市、国見町の5市町。さらに、北海道から九州にかけて、震度6弱から1を観測した。

NHKの報道によると、この地震でこれまでに宮城県で3人、福島県で1人の合わせて4人が死亡。少なくとも194人がけがをしている。また、東京電力および東北電力管内の合わせて35万4000戸が一時停電、東北地方各地では建造物崩壊の被害や断水の報告が寄せられているという。さらに、下り新幹線「やまびこ223号」が福島駅と白石蔵王駅の間で脱線、乗客・乗員にけがはなかったものの、17日午後1時19分現在、いまだ運転再開の見通しは立っていない。

地震発生を受け、蔡総統はツイッター上に、「東北地方を中心に、日本がまた大きな地震に襲われたと聞き心を痛めています。被害が最低限にとどまるように祈っています。台湾はいつも日本の皆さんと一緒です。支援が必要であればいつでも言ってください」と投稿。各国のネットユーザーからさまざまな反響が寄せられた。

海外ユーザーからは、「日本の無事をお祈りします」「日本がんばれ、日台友好」「どうしたら日本を助けられる？日本が平和と無事を祈ります」との中国語のコメントや、「日本のすべてが安全で、すべての困難が克服されることを願っています」と日本語でのコメントも寄せられた。

日本のユーザーからは、「お気遣いありがとうございます！」と感謝する声が上がった。また、東日本大震災への追悼メッセージや、日本で地震が起こるたび同様の投稿をしてきた蔡氏に対し、「東日本大震災の時も今回の地震も本当にありがとうございます」「いつも温かいお言葉をかけて頂いてありがとうございます。日台友好！」とのコメントも寄せられた。（翻訳・編集/刀禰）

東北地方を中心に、日本がまた大きな地震に襲われたと聞き心を痛めています。被害が最低限にとどまるように祈っています。台湾はいつも日本の皆さんと一緒です。支援が必要であればいつでも言ってください。

— 蔡英文 Tsai Ing-wen (@iingwen) March 17, 2022