2020年に結婚した日本の元アイドル・ともえさん（20）とその元ファン・みっちゃんさん（47）のカップルが、中国でも話題になっている。

中国のエンタメメディア・新浪娯楽は14日、現在TikTokで25万人を超えるフォロワーを抱え、ユーチューブでも人気のクリエイターとなった夫婦、「ともえとみっちゃん」のなれ初めを紹介する記事を掲載した。

日本の報道によると、2人の出会いは3年前。ともえさんがアイドルグループに加入した当時、同グループの別メンバーを推していたみっちゃんさんは、ともえさんが入るなり“推し変（特に応援するメンバーを変えること）”し、頻繁にライブを見にいくようになった。当時、ともえさんは大阪府で活動しており、みっちゃんさんは大分県に住んでいたにもかかわらず、ほぼ毎週ライブに足を運んだという。コロナウイルスの影響で始まった「ライブ配信」も欠かさずチェックしているうち、ともえさんとコミュニケーションをとるようになり、やがてともえさんもみっちゃんに引かれていったという。

ともえさんによると、とあるライブでみっちゃんさんの姿が見当たらず、その時に物足りなさを感じたことで「もしかしたら好きなのかもしれない」と意識するようになったという。そして、ともえさんからの告白で2人は交際を開始し、ともえさんはアイドルを卒業した。2人はアイドルとそのファンであるというだけでなく、年齢もかなり差がある。交際当時のともえさんは17歳、みっちゃんさんは44歳で、その差は27歳。さらにともえさんの母親はみっちゃんさんと同い年だった。

交際を始めて1週間、みっちゃんさんはともえさんの実家を訪ねた。ともえさんの両親はともえさんがまだ未成年だったこともあり、みっちゃんさんに「誓約書」を書かせ、2人が付き合う上での約束事を決めた。しかし、付き合いが長くなっていくうちに、ともえさんの両親もみっちゃんさんを受け入れるようになっていったという。一方は大分県、一方は大阪府に住んでいたため、車で8時間かけてやっと会える距離だったが、2人は年齢差も遠距離恋愛も乗り越え、11カ月の交際の末、結婚に至ったのだという。

中国のネットユーザーからは、「婿としゅうとが同じ年だなんて、しゅうとは寛大だ…」「1人で5人を介護することになるよ」と年齢差のある結婚に否定的な声が上がる一方で、「自分たちが幸せならそれでいい。（2人が）長く続きますように」「この人たちが自立して責任感があり、お互い本当に愛し合っているならとても良いことだと思うよ」と2人を祝福する声も上がった。

また、「もし性別が反対で、女性が男性より27歳上だったらどう思う？」「どんなパートナーを選ぶかは個人の権利だけど、女の子は男性のためにキャリアを諦める必要はないよ」など、冷静なコメントも寄せられた。

さらに、「オタクたちの夢だよ」「リアル『推し武道（漫画「推しが武道館いってくれたら死ぬ」）』じゃないか。うらやましい…」と中国でも人気の日本アニメの世界のような出来事をうらやむ声も上がった。（翻訳・編集/刀禰）

みっちゃんとカフェデート
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— 幸巴(ともえとみっちゃん) (@_tomoe_0722) June 6, 2021