韓国、大統領選後にPESD患者が続出?「怒りで眠れない」「食欲がわかない」

Record Korea    2022年3月14日(月) 14時20分

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13日、韓国・中央日報によると、韓国で大統領選の結果を受け入れられず、精神的苦痛を訴える人が続出している。写真は韓国大統領選の遊説。

2022年3月13日、韓国・中央日報によると、韓国で大統領選の結果を受け入れられず、精神的苦痛を訴える人が続出している。

9日に投開票された韓国大統領選は、保守系野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソクヨル)氏が左派系与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)氏との接戦の末に当選した。得票率の差はわずか0.7ポイント(尹氏48.56%、李氏47.83%)だった。

記事によると、市民の間では選挙後の「後遺症」により日常生活に支障をきたし、選挙後ストレス障害(PESD)を懸念する人が増えている。ある30代男性は「李候補が負けた事実を受け入れられない。僅差での敗北だったからか、悔しさと悲しさがより込み上げて眠れずにいる」と話した。

専門家らは、「非好感度を競う選挙」とまで言われた今回の韓国大統領選の特性が、5年前の米大統領選挙の後と同様の現象を引き起こしていると指摘している。当時米国ではドナルド・トランプ大統領の当選後、新たな政権に対し心理的不安を抱く人が急増したと報じられていた。

ある精神健康医学科専門医は「外来診療では選挙後、『怒りで眠れない』と訴える患者や、非支持政党の候補者に対する怒りをぶつける患者が増加した」と明かした。ある患者は「『まだまし』な候補を選ぶ選挙だったため、ストレスが大きかった。結果が出た後に憂鬱(ゆううつ)な気分になり、数日間も食欲がわかないほどだった」と話したという。

10日には、あるインターネット掲示板に「ある医療機器メーカーの本部長が尹氏に投票した部下に『報復』を予告するメッセージを送った」と暴露する文章が掲載される事件もあった。これを受けメーカー側は、当該本部長に待機命令を出して懲戒を検討していると発表したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからも「僕もいまだにニュースが見られない。うつになってしまいそうで」「選挙が人の生活を一変させる。スマホもテレビも電源を入れたくない」「絶対に尹氏を大統領として認めない」など、選挙結果に不満を示す声が寄せられている。

一方で「選挙に不正がなければ0.7ポイント以上の差がついていたはず」「この(現政権の)5年は不眠に悩まされていたけど、最近はよく眠れる」「尹氏が当選してうれしくて幸せで寝ていても笑みがこぼれてしまうよ」など反論の声も多数上がっている。(翻訳・編集/堂本

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