「ここで食べるにはお金が要りますか?」「要らないよ」=店主がすぐに警察に連絡した理由―中国

Record China    2022年3月12日(土) 17時30分

拡大

2月28日、中国貴州省の飲食店に、迷子になった4人の子どもが現れ、店主は無料で料理を提供するとともに、警察に連絡した。

2月28日、中国貴州省の飲食店に、迷子になった4人の子どもが現れた。店主は無料で料理を提供するとともに、警察に連絡した。中国メディアの央視新聞が伝えた。

記事によると、同日午後7時ごろ、貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州凱里市杭州路にある飲食店の外に突然4人の子どもが現れた。一番大きい女の子は10歳前後、他の3人の男の子は3歳前後だった。店主の王(ワン)さんは当初、4人は客の子どもだと思っていたが、客が皆帰った後も子どもたちはその場に残っていた。そして、一番大きい女の子が、「おばさん、私たちはお腹が空いていて何か食べたい。ここで食べるにはお金が要りますか?」と尋ねた。

王さんは女の子に両親の所在を尋ねたが、女の子は「お父さんもお母さんもいない」と答え、お金も持っていなかった。子どもたちは迷子になったのではと考えた王さんは「お金は要らないよ」と子どもたちを店に招き入れ、料理を作る傍ら、警察に連絡した。

警察はすぐに到着したが、子どもたちが料理を食べ終えるのを待って保護した。王さんは自分の子どもにするように、一人ひとりに料理を取り分け、ご飯をよそっていたという。子どもたちはその後、無事にそれぞれの親の元へ帰ることができた。

「彼らがお金を持っていないのは分かっていたのに、なぜご飯を作ってあげたのですか?」という央視新聞の質問に対し、王さんは、「私にも小さい子どもがいます。彼らが迷子になり、つらそうなのを見て、母親なら誰でも手を差し伸べるだろうと信じています」と答えたという。(翻訳・編集/刀禰)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携