「腐ったキムチ」騒動の漢城食品代表、「大韓民国名匠」返上を撤回しまた批判浴びるー韓国

Record Korea    2022年3月8日(火) 23時20分

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7日、韓国・イーデイリーによると、「腐ったキムチ」と騒動で物議を醸した漢城食品のキム・スンジャ代表が、「大韓民国名匠」を自ら返上するとの意思を示していたが、これを撤回した。

2022年3月7日、韓国・イーデイリーによると、劣悪な衛生状態、腐った材料でキムチを製造していた疑惑で物議を醸した漢城(ハンソン)食品のキム・スンジャ代表が、「大韓民国名匠」を自ら返上するとの意思を示していたが、これを撤回した。

「大韓民国名匠」は、37分野97職種で15年以上のキャリアがある技術者に与えられる栄誉で、大統領名義の名匠証書や記章などの他、一時奨励金2000万ウォン(約190万)が贈られる。また、同一職種に継続的に従事すれば、毎年200~400万ウォンの継続従事奨励金が支払われる。キム代表は12年に「大韓民国名匠」に選ばれており、毎年289万ウォンを受け取っているという。

キム代表は、「腐ったキムチ」騒動の後、雇用労働部に「大韓民国名匠」返上の意思を伝えていたが、その後、同部担当者とやり取りをしている中で翻意したという。担当者は「具体的な事由は聞かされていない」と伝えている。

先月22日、韓国メディアの報道により、漢城食品の子会社ヒョウォンのキムチ工場について、変色した白菜やカビの生えた大根を使っていたり、キムチ製品を保管する箱に虫の卵がついていたりするなど、ずさんな衛生管理状況が明らかになった。キム代表は2日後にウェブサイトに謝罪文を掲載。また、農畜産商品部から授与された「食品名人」については、「名人として社会的責任を果たせなかった」として自ら返上した。「食品名人」には個人に対する支援金などが特にない。

記事は「『食品名人』は返上しながら『大韓民国名匠』の返上を撤回したのは、名匠という権威と恵沢が格別だからだとの声が出ている」と伝えている。また、政府が名匠資格の取り消しに動くかが注目されているという。現行の熟練技術奨励法によると、「虚偽や不正の方法で大韓民国名匠に選定された場合や、品位維持の義務に違反した場合、資格を取り消すことができる」となっている。今回のケースは、品位維持義務違反に当たるとみられている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「ふざけてる」「監獄行きだ」「一体どういう神経をしているのか」「撤回?。何のコメディー?。刑事処罰すべきだ」「自分から返上すると言ったくせに撤回って」「食べる物でふざけたまねをする人間だけは絶対に許せない」「キムチを食べて健康を害した人がいたら、責任を取ってほしい」「私もキムチの名匠だから購入していたのに。あなたは自分の子どもにもそんな生ごみのような物を食べさせられるのか?。そうやって稼いだお金でぜいたくをして幸せか?」「(返上すると聞いて)それでも良心はあるのかと思ってたら、全くなかった」「国が取り消すべきだ。返すのをやっぱりやめますって、何様なの?」など、怒りのコメントが殺到している。(翻訳・編集/麻江)

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