“防疫パス停止”でウィズオミクロンへ、韓国政府の措置にネット「白旗上げた」「下心見え見え」

Record Korea    2022年3月1日(火) 10時20分

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2月28日、韓国メディア・マネートゥデイによると、韓国政府は3月1日から飲食店やカフェなど不特定多数が利用する11種の施設について、「防疫パス」の提示義務を一時停止する。

2022年2月28日、韓国メディア・マネートゥデイによると、韓国政府は3月1日から飲食店やカフェなど不特定多数が利用する11種の施設について、「防疫パス(入店時にワクチン接種証明書や陰性証明書)」の提示義務を一時停止する。

中央防疫対策本部の発表によると、28日午前0時基準で韓国の新規感染者数は13万9626人を記録。日曜日だった前日より2万3940人減少した。今月に入って、月曜日の新規感染者数が週末よりも2万人以上減ったのは初めて。「オミクロン株流行のピークが迫っている兆候と言える」と、記事は伝えている。

しかし、28日の新規感染者数は前週の月曜日に比べると4万4267人増えている。また、同日の新規死亡者数は114人で、1日当たりの数としては過去最多。重症患者数も715人で今月初めて700人を超えたという。通常、死亡者と重症患者数は2~3週前の新規感染者数を反映するため、当分の間、死亡者と重症患者は増える可能性が高いとみられている。

このようにオミクロン株がいまだ猛威を振るう中、政府が防疫パス提示義務の一時停止を宣言したことについて、記事は「政府の防疫対応の『かんぬき』の大部分が事実上、外された」と説明している。また「感染者の動線把握が自己申告のスタイルに変わり、感染者と同居するワクチン未接種者の隔離義務がなくなるなど、追跡や隔離が個人の良心と判断に委ねられた状態で、これは事実上の『ウィズオミクロン』だ」と指摘。現在の新規感染、死亡者、重症患者数の傾向を考慮すると、「オミクロン株の危険性が相対的に低いことを考慮した措置というよりも、政府の対応能力の枯渇に伴う、やむを得ない転換」だと評している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「2年間何をやっていたのか」「防疫パスを実施して、する前より良くなったことが何かある?」「自営業者を飢え死にさせ、子どもたちの公教育を崩壊させた罰を受けてもらいたい」「もうK-防疫(韓国式防疫)を自慢できなくなったから必死なんだな」「ミスをしたならまず謝ったらどう?」「手を引いたってことでしょ。白旗を上げたんだ」「手を引いたわけではなく、これが正しいんだよ。オミクロン株は風邪レベルだというし、これからは徐々に日常に戻らないといけない」などの声が寄せられている。

また、大統領選投開票を3月9日に控えることから「大統領選を意識した措置でしょ」「選挙前の突然の変更。怪しいな」「今の政権は下心が見え見えでイラつく」などのコメントも多く見られた。(翻訳・編集/麻江)

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