Record China 2022年2月28日(月) 7時0分
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北京五輪の開会式に中国の少数民族、朝鮮族の代表が朝鮮半島の伝統衣装姿で登場したことをめぐり、韓国国内で「中国による文化の侵奪」との主張があることについて、朝鮮族3世の女性は「ばかばかしい」と吐露した。
北京五輪の開会式に中国の少数民族、朝鮮族の代表が朝鮮半島の伝統衣装姿で登場したことをめぐり、韓国国内で「中国による文化の侵奪」との主張があることについて、朝鮮族3世で元北京師範大学教授のイ・リョン氏は「ばかばかしい」と吐露した。
中国のニュースサイトの観察者網によると、イ氏は北京五輪の閉会式が行われた20日、韓国紙・韓国日報のインタビューに応じ、開会式の演出について、56の民族の一つとして朝鮮族の代表が登場したことがうれしくて誇らしく思ったとした。
一方で、韓国で「中国による文化の侵奪」との主張があることについては、「ばかばかしい。韓国の伝統衣装だから着てはいけないとするなら、私たちは何を着ればいいのか」と反発した。
「韓服」という言葉については、「(その言葉は)いつ生まれたのか。どんなに早くても大韓民国政府が樹立された後だ。私たちの先人は、朝鮮のスカートを履き、上着を着て、図們江(豆満江)を渡ってきた。それから100年もたっていないのに、こうした歴史は韓国で忘れ去られている」と語った。
この問題をめぐる韓国政府の対応が適切だったかについては、「韓国政府は中国に『残念だ』と表明しながらも直接抗議しなかった。公式に抗議した場合、外交的恥になるという点を政府も知っているからだ」とした。(翻訳・編集/柳川)
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