肉まんの「狗不理包子」がコーヒー市場に進出、新トレンドになるか?―中国

人民網日本語版    2022年2月26日(土) 20時20分

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肉まんの「狗不理包子」がコーヒー市場に進出した。資料写真。

高楽雅珈琲食品(天津)有限公司がこのほど設立された。同社は包子(パオズ、肉まん)で有名な天津狗不理食品股份有限公司の100%出資子会社だ。

報道によると、2015年に狗不理食品股份有限公司の親会社である天津狗不理集団股份有限公司が、オーストラリアでトップのコーヒーチェーン「グロリアジーンズコーヒー」の中国におけるブランド永久使用権を3000万元(約5億4000万円)で買収した。コーヒーブランドを買収した狙いは多様化した発展にあり、コーヒー分野での利益で「老舗ブランド」を強化するとしていた。

グロリアジーンズコーヒーは1979年に米シカゴで誕生し、オーストラリアで発展を遂げ、現在はオーストラリア最大のコーヒーチェーンブランドに成長しており、世界5大コーヒーチェーンブランドの1つでもある。

グロリアジーンズコーヒーには高いブランド力があるが、中国市場での知名度は米スターバックスや英コスタコーヒーなどのライバルブランド、中国発の瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー)などの新興コーヒーブランドにはるかに及ばない。

中国式飲食品ブランドの狗不理が展開するグロリアジーンズコーヒーが、中国風と西洋風と2タイプのドリンク・フードを融合させ、楽しく話をしながら包子を片手にコーヒーを飲むスタイルをユーザーの間で新たなトレンドとして確立できるか、それともコーヒー市場の混戦に巻き込まれることになるのか、しばらく様子を見る必要がある。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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