人民網日本語版 2022年2月25日(金) 11時50分
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2021年に中国車の生産と販売がともに2600万台を突破し、前年に比べてそれぞれ3.4%増、3.8%増となり、18年から3年続いた低下局面がついに終わりを告げた。
2021年に中国の自動車産業は目を見張るような素晴らしい成果を収めた。中国車の生産と販売がともに2600万台を突破し、前年に比べてそれぞれ3.4%増、3.8%増となり、18年から3年続いた低下局面がついに終わりを告げた。これと同時に、中国車の輸出も同2倍増加して200万台を突破し、歴史的なブレークスルーを達成した。新エネルギー車の輸出は同304.6%増とさらに爆発的な伸びを示した。
これまで100万台前後をうろうろしていたのが、一気に200万台突破へ。中国車はなぜ海外で売れ行きが好調なのか。輸出の好調はこれからも続くだろうか。
21年の中国車輸出には次のような見どころがあった。
中国ブランド自動車メーカーの輸出が急増した。21年には上海汽車集団が海外市場で69万7000台の売り上げを達成し、増加率は同78.9%に達して過去最高を更新した。奇瑞汽車も輸出量が26万9000台に達して、過去最高を更新した。長城汽車や比亜迪などの中国ブランド自動車メーカーも海外で素晴らしい業績を上げた。
乗用車と商用車がそろって急速な伸びを達成した。中国自動車工業協会のまとめたデータによると、21年の乗用車輸出は同2.1倍増、商用車は同70.7%増で、バスとトラックがいずれも急増した。
新エネ車の輸出が爆発的に増加した。21年の新エネ車輸出は31万台で、同4倍増加した。欧州市場が最も大きく伸びた市場で、販売先は主にベルギー、英国、ドイツ、フランス、ノルウェーなどの先進国に集中し、ここには国際競争の中で中国の新エネ車が備える優位性がよく表れている。
直接投資モデルが重要な役割を発揮した。ここ数年、中国ブランド自動車メーカーは海外での展開を進め、工場を建設し、輸出の持続的増加のために着実な基礎を打ち立ててきた。たとえば比亜迪(BYD)は海外に6つの生産拠点があり、米国、カナダ、ブラジル、日本、ハンガリー、インドに分布しており、世界で設立した工業パークは30カ所を超える。
世界経済が復興を続け、自動車消費が徐々に回復した。中国の自動車産業チェーンは相対的に整っており、世界の消費者に競争力に富む製品を提供することが可能だ。同時に、欧米をはじめとする各国が新エネ車の推進・拡大の取り組みを相次いで強化した。こうした要因が相まって中国ブランド車の海外販売量の歴史的なブレークスルーを推進した。
注目されるのは、好調な業績がこれまでのように低価格によるものではなかったことだ。同協会の許海東(シュー・ハイドン)チーフエンジニアは、「中国ブランドの新エネ車は欧州市場の販売価格が約3万ドルになる。税関のデータでは、21年第1-3四半期(1-9月)には、バッテリー電気自動車(EV)の乗用車の輸出額は同515.4%増の54億9800万ドルに達し、輸出額の増加率が輸出量の増加率を上回り、中国新エネ車製品の輸出価格が大幅に上昇したことがストレートに示された。今や、中国の新エネ車には高い競争力が備わっている」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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