大学の学食で働く男性、仕事休んで北京五輪に! その理由は…―中国

Record China    2022年2月20日(日) 10時10分

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中国の大学の学食で働く男性が休暇を取って訪れたのは意外な場所だった。

中国の大学の学食で働く男性が休暇を取って訪れたのは意外な場所だった。中国メディアの中国青年報が18日付で伝えた。

山東省青島市の中国石油大学(華東)の学食で調理師として勤務する明志祥(ミン・ジーシアン)さんは、1月に職場に休暇届を提出。向かったのは冬季五輪が行われている北京だった。

10歳の時に、黒竜江省虎林市体育学校に入学しスキー選手を目指した明さん。徐々に頭角を現すと、省や全国の大会で上位入賞を果たすようになった。1985年には中国人民解放軍のスキーチームに入選し、全国大会では3位になったこともあった。その後、競技中の負傷によりチームを引退した。

明さんは引退後、黒竜江省亜布力スキー場の責任者や同省スキーチームの食事科主任を歴任、毎年必ず時間を割いてウインタースポーツに関わってきたほか、余暇を利用してスキー競技の各種審判員の資格を取得した。

そんな明さんに昨年末、大会組織委員会から「技術官」として同大会で記録員を務めてほしいとの依頼が届いた。明さんは「北京冬季五輪に参加できるなんて一生のスポーツの夢を実現した。競技を円満に終わらせることに全力を尽くしたい」と語った。

先日行われたバイアスロンの試合で記録員を担当し、パラリンピックの競技でも引き続き大会に携わることが決まった。新型コロナによる21日間の隔離があるため、明さんが大学の学食に戻り、調理服に身を包むのは4月以降になるという。(翻訳・編集/北田

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